メールによると現在、25万種類以上のアプリケーションがTwitterのAPIを使って構築されていて、ツイートを読んだり、投稿したり、新しいユーザーを見つけたりするためには、まずそのアプリケーションに対してTwitterアカウントへのアクセス権を許可する必要がある。
ところがアプリにはいろいろなタイプのものがあって、デスクトップアプリケーションやサイトアプリケーション、モバイルアプリケーションなどと種類が異なっている。
全てのアプリケーションはこの9月より「OAuth」(オーオース)と呼ばれる認証方式によってTwitterアカウントへアクセスすることが必須となるようだ。
そもそもOAuthとは2007年頃ブレイン・クックとクリス・メッシーナが始めたオープンプロトコルでデスクトップ、モバイル、WEBアプリケーションなどにセキュアなAPI認可の標準的手段を提供するもので、
・アプリケーションがユーザーからのパスワードの入力を必要とせずに、ユーザーの許可によりそのユーザーの保有するTwitterアカウントへのアクセス権を取得できる技術である。
・デスクトップアプリケーションとモバイルアプリケーションは一度だけパスワードの入力が求められるが、それ以降のリクエストはOAuthでないとタイムライン情報の取得やツイートの投稿などが出来なくなる。
これが意味するところは、アプリケーション側でパスワードを保持することが許可されないということである。
またTwitter.comでTwitterアカウントのパスワードを変更したとしても、そのアプリケーションは設定の変更をせずに継続して利用できる。
ただこのアップデート(OAuth認証に変わる)により、今まで使ってきたアプリケーションが急にアクセス権の許可を求めたり、アプリケーションが急に動作しなくなったりする可能性があることも指摘している内容であった。
なお、今までアクセス権を許可した全てのアプリケーションは、 http://twitter.com/xxxxx/connections で確認できるらしい。
