9月には、楽しみが二つあった。
一つはiOS14の発表と全米オープン・ゴルフだ。どちらも心待ちにしていた。ウィングドフットで開かれる全米オープンには、初めから優勝者にアンダーパーの選手が出るのだろうかと言う興味であった。過去5回開催された内、アンダーパーで
勝ったのは1984年のファジー・ゼラーの4アンダーだけだったからだ、過去同じコースで優勝した選手、1929年の
ボビー・ジョーンズをはじめビリー・キャスパー全米オープンを2度制したヘール・アーウィン2006年オーストラリアのジェフ・オギルビー達もオーバーパーで勝っている。
5年前から開催コースが決められて徹底的に難コースに仕上げられパープレイでの優勝スコアを予想してセッテングされる
のが、全米オープンのコースなのだ。
従って、そこへ出場する資格も厳格であり、結果に対しても破格の賞金や名誉が持たさられる。僕自身知らなかったのだが
優勝カップの他ジャック・二クラウス・メダルも併せて貰える事になっている。その上、これは前から知っていたが
5年間のPGAツアー出場権が与えられるのだ。
今年のチャンピオンであるBryson Dechambeau(デシャンボウ)がハンチング帽で臨んでいたのは、前にも書いたが
飛行機事故で亡くなった2度の全米オープン・チャンピオンでもあるペイン・スチュアートをリスペクトしてるからでも
ある。古くはベン・ホーガンなどハンチング帽の選手がいたが最近では珍しくなった。
複数回全米オープンコースになったゴルフ場は数多くあるが、好きなコースはメリオンやヘーゼルタイン、バルタスロール
、ペブルビーチそして今年のウィングドフットであり、TPCソーグラスなどが開催コースになったら面白いと思っている。
チャンピオンの資質にはゴルフ技術に加えて肉体的な強靭さであったり強い精神力が伴わないと無理だろう。
ゴルフでも「悲観的に準備して楽観的にプレイする」のも必要なのかも。
残念ながら今の日本の選手たちからは無理かなと思っている。その最短距離にいると思われる松山英樹にしてもだ。
最近のテレビも技術的に進み表情までが映るので、心理状態までが画面を通して見える気がしてくる。
さて、来年のトーリーパインズでの全米オープンに期待しょう。