リゲルの思いつくままに

PLANET-EARTH

・・・ FOR YOU ・・・

「岩窟の聖母」・・・考

2007年03月24日 | Weblog

古いノートのメモにこんな記事があった:
I and I alone am fully responsible for any action taken by Vincennes.(ビンセンズのとった行動について、いっさいの責任は私が、私だけが負う)米艦ビンセンズがイランの民間航空機を撃墜した事故に関しビンセンズの艦長の言葉として・・また同じページには。「謎というのは、レオナルド・ダ=ビンチに関する事としてロンドンのナショナル・ギャラリーとルーブル美術館に「岩窟の聖母」として同じ題材のダ・ビンチの作品があって瓜二つのこの作品がどちらが本物でどちらが偽物なのか誰にもわからないというものだ。現存する文書によるとロンドンの絵が本物らしいのだが、様式からするとルーブルの絵のほうが古いらしい。どちらの絵も実際現地で見たが未完成の作品を数多く残しているダ・ビンチだが、きちんと完成された同じ絵を書き残すのもどうかと思うところだ。時々ノートや読んだ本の端などに走り書きがあるが・・面白いのに出会えることがある。

 

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「UFO」・・・・?

2007年03月12日 | Weblog

UFOと宇宙人の問題には、二つの大きな謎がある。一つには何故宇宙人が地球人に似ているのかという事、もう一つは何故宇宙人が数ある星の中から地球を選んでやって来るのか?ということであり更には巨大な宇宙の距離と時間のスケールで考えた時そんな事が可能なのかという疑問である。例えば、人類に於いて自分たちでさえ太陽系の中に存在が確実だとされている新惑星を探しだすことが出来ない、即ち第10番目の惑星の存在の検出も出来ないでいるのである。恐らく第10番目の惑星までの距離は巨大なものかも知れないが、一番身近な恒星であるα(アルファ)ケンタウルの4.3光年の距離に比べたらほぼゼロに等しい。さてこのような距離において宇宙人が確実に地球に接近してるという事になれば、どの様な方法でこれが可能なのかという事になる。観測技術の面からでも、地球型惑星即ち高等人類の発現している星を探すのは容易な事ではない筈である。では電波を見てみよう、現在までに我々地球人が放送した電波のうちFM、UHF、VHFなどの超短波、極超短波は地球の電離層を通して宇宙空間に拡がっている。しかし、それらの電波を解読しょうとしても、受信装置を作成する際に相当な困難が待ち受けている事になる。例えば検波の段階で、どれが伝達内容でどれがキャリア信号かの判定が難しいし、恐らくその区別自身理解されないだろう。これは技術レベルの問題ではなく我々の放送手段を宇宙人が使うかどうかで決まってくる。純粋な音楽と騒音、ドラマとニュース、歌声と話し声の区別の可否・・更にラジオ放送を「見よう」とする失敗、テレビの映像用波帯を「聴こう」とする失敗・・テレビ映像をブラウン管に映す際にビームをどれだけ水平に走査した時、垂直方向に一段おりるかという問題、そして種々の言語の区別とキリがない。もし相手の宇宙人が目や耳ではなく他の感覚器官を使用していたら困難は更に拡大して我々地球人と宇宙人の技術的共通点はほぼ皆無になってしまう。一方宇宙人が仮に電波領域まで見ることが出来る生物だとすると、幾種類かの電波が種々の周波帯でその集合体として見ることになり、混合されたものを24時間、実際はそれぞれ一定時間存在してるのだが・・このような弱い電波は太陽の重力、ドップラー効果・・とかいろいろ困難が伴う。「この通信手段の多い今日に於いて、パプア・ニューギニアの一部種族は、大太鼓と使い走りによる伝令で通信を行っている。時を同じくして、彼らの頭上を多種多様の電波が飛び交っているのを知らずにである。彼らがもし技術の発達した文化での情報伝達手段について考えるなら思いつくのは、巨大太鼓か恐ろしく速い脚を持つ伝令係という事になるだろう。我々が宇宙人と交流する為に電波を用いるのが良いなどと言う思い込みは宇宙人にとって、巨大な太鼓や伝令係程度のアイデアでしかないのかも知れない」

本当にそうなのだろか?もっとも僕自身UFOなんて今まで信じた事はない・・・。

 いい女がいるなんて信じないと同じくらい、そう思っている・・・。

 

 

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『無から生まれた宇宙時間』

2007年03月05日 | Weblog

アリストテレスは「宇宙がもし、ある時生じたとするならば、宇宙はそれまでの間無限に存在しなかった事になる。無限に存在しなかったものが、何故ほかならぬその『時』に生まれたのか」と問いかけ、宇宙は無限の時間を含んでいると考えた。
アリストテレスの考えの中には、宇宙の存在とは別個に時間だけは一様に流れているという暗黙の了解がある。
時間軸のある時点で宇宙が誕生し、それ以前はなにもない世界は考えられない、と彼は言いたかったのだろう。
しかし現代の宇宙論は二重の意味で、アリストテレスの見解に異をとなえている。
つまり、宇宙は無限に存在するのでは無く、ある時「生じた」のである。そして奇妙な言い方だが、「時間」もまたその時「生じた」のである。
宇宙論の世界では宇宙は今から150億年前の大爆発で誕生したとする『ビッグバン』理論と、宇宙は過去も未来も現在も変わらないとする『定常宇宙論』(フォイルの理論)の二つが、長い間ライバルとして競っていた。
『ビッグバン理論』によれば、時間は無限の過去から無限の未来へと切れ目なく流れる。
1965年ビッグバンの火の玉時代の名残である宇宙背景輻射(3度K)が発見され、宇宙はある時生まれたのだという事が確実になった。
では宇宙はいったいどこから生まれたのだろうか?そして、時間はどの様にして生じたというのだろうか。
新しい宇宙論は「始まり」への問に思いもかけぬ回答を与えている。車椅子の天才物理学者として知られているイギリス・・オックスフォードを主席で卒業し、ケンブリッジ大学院で学び現在ケンブリッジ大学のルーカス記念講座教授に就いているS.W.ホーキングは、宇宙を素粒子と同じ波動方程式で、記述した。ミクロの世界では電子やクォークといった粒子が絶えず生成と消滅を繰り返す。
宇宙もまた素粒子と同じように生まれたり消えたり出来る、とホーキングは考えた。彼の方程式によれば、時間と空間をあわせた四次元時空は、ゼロ次元の世界から、ある確率で突然生まれてくるのである。
ゼロ次元とは、時間も空間も存在しない『無』の世界である。この理論に依れば、宇宙は時の流れのある時点で、誕生してくるわけではない。時間さえも存在しない虚無の中から、時間をかえた状態で我々の宇宙が誕生するのである。
ホーキングとは別のアプローチで「無からの宇宙創造」を導きだしたアメリカの物理学者ビレンケンは「気違いじみているように思えるだろうが」とか「奇妙に思われるかもしれないが」などと、自分の論文に断りを入れてる程なのである。
一口に時間といっても、いくつもの時間が存在することに触れておく必要があろう。宇宙的規模のスケールで流れる「宇宙時間」、原子や分子の世界の「ミクロ時間」また、我々の感じる「心理的時間」などである。
一般的に心理的時間は、「熱力学的時間」と同じものだと考えられている。「熱力学的時間」とは、万物は放っておけば秩序から無秩序」へと向かうというエントロピー増大の法則に基づく時間である。
ミクロの世界では時間の対称性が成立しており、ミクロの世界は過去へ戻る事が可能だ。しかし、熱力学的時間は割れたポッドがひとりでに復元されるような過去への逆行を禁止している。
ミクロの世界で許される時間の逆行が、マクロの世界では出来ないことに多くの科学者は首をひねり、まだ納得のいく答えは出ていない。こうした時間がいつも全て同じ方向に流れるとは限らないことをホーキングは示した。
宇宙時間が未来に流れてるのに、我々の心理的時間が逆に過去を見ているようなことが起きうる、と彼は言ったのである。現在膨張している宇宙は、遠い将来に収縮へと転ずるかも知れない。
ホーキングは宇宙が収縮に転ずるとエントロピーが減少するようになるので、割れたポッドがひとりでに復元するような現象が時間の向きとなる世界が現出するという。
しかし、我々にとってエントロピーが増大する方向が未来なので、収縮していく宇宙も相変わらず膨張してるように見えるだろう、というのだ。

ホーキング説が正しければ、我々が膨張してると思ってる宇宙は実際は収縮中ということも考えられることになる。もしそうだとすれば、我々は何時なんどき『無』の深淵へと逆戻りするかも知れない恐ろしさがある。
ホーキングの奇妙な時間逆転の説は、多くの科学者を面食らわせることになり、「時間」という不可解な存在に新たな『謎』を一つ付け加えたのである。


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「今から楽しみなドラマが・・」

2007年03月01日 | Weblog
シーズン<Ⅰ>から見ているドラマがある・・・「24」もそうだがイギリスBBCで放映されてるものだ。
「S.A.S英国特殊部隊<Ⅳ>」ロス・ケンプ主演のS.A.Sの活躍を忠実に描くこの作品は実に面白い!放送がWOWOWでの放送のために録画には当然ディジタル放送用のDVD-RAMでしかできないが・・現在イギリス陸軍が誇る少数精鋭の特殊部隊が実際に用いてる銃器類は実に多彩だが世界中のテロ対策ユニットが使用してるものを若干改造・工夫している。例えばM4カービン銃などもアメリカ陸軍の制式銃「M16A2」を元に小型軽量化を図られ7.62ミリからNATO弾である5.56ミリが使用されているし、ヘンノ軍曹(ロス・ケンプ)はM4のには擲弾の発射装置である「M203グレネードランチャー」が装備されている。他の隊員たちのにもそれぞれ光学照準装置や無線のスイッチなどを取り付けてカスタマイズしている。サブマシンガンは勿論H&K(ヘックラー&コッホ)社製のMP5シリーズだ。
実際のS.A.Sはイングラム10(MAC10)を使用していたが、集弾率の悪さからMP5シリーズに変えたともいわれている。使用拳銃は「FNブローニングハイパワー」だ。長年アメリカ軍に制式採用されていたコルト・ガバメントを設計・開発した銃器設計家ジョン・ブローニングでベルギーのFN社が製造してるところから「FN」がつく。ダブルカラム・マガジン技術を取り入れた9ミリ弾を13発発射できる弾倉を持つ。このうちヘンノ軍曹が使用してるタイプはMKⅢモデルらしい。
戦場へはブラックホーク汎用ヘリやC-130ハーキュリーズが利用されている。ドラマはリアリティーがないと面白さが半減するものの見る側にある程度の知識がないと同じように半減すると思う。地政学やそこに登場する車両・・いろいろな知識を伴ってみると更に興味が湧いてくる。
ロバート・ラドラムの作品で以前読んだ中に「COSTA BRAVA」コスタブラバ・・が出てくると早速ブリタニカの地図で場所を調べたりもする。実際スペインに行ったときに訪れてもみた。バルセロナからフランス方面へ北へ80キロほど行った辺りの海岸一帯を指す。と言うように自分なりの楽しみ方をしているが人に勧める訳でも決してない。今日はS.A.Sに終始したが次回の更新には何を・・。

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