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「エル・グレコ」

2019年10月16日 | Weblog
僕が主宰している別のブログがあるが、かなり昔に投稿したブログに「エル・グレコ」がある。


本名をドメニコス・テェオトコプーロスというギリシャ生まれ、イタリアのヴェネチアでティツイアーノに絵を学びスペインで活躍した最高の宗教画家の一人。「マニエリスム」(ルネッサンスからバロックへの過渡期の芸術様式)の画家でもある。晩年の傑作でもある、スペインのサラゴーサにある「アラゴン学院祭壇衝立」は特に有名。1995年日本人の手によって修復された。その際、イタリアの北西60キロにあるヴィチェンツアにあるサント・ドミンゴ・エル・アンティーグオ修道院の祭壇衝立なども参考にされたと聞く。終生流浪の芸術家として異郷のスペインで亡くなったエル・グレコは作品の署名にはドメニコス・テェオトコプーロスとサインしている。主な作品にはトレドにあるサンタ・クルス修道院の「無原罪のお宿り」や「アントニオ・デ・コバルピアス」など、プラド美術館ほかに数多くある。またグレコは蔵書の中などに絵に対する考え方を記している。「絵画は形や色彩を含めて、全てを判断する事が唯一の芸術で、あらゆる物の表現を目的とする」と余白に残しているという。また別の蔵書には、注目を意味する「目玉」の絵を書き込んでいる。そこには「ミケランジェロは人体に10等身や12等身の比率を与えた、人体はコンパスで測るのではなく、視覚で測ることが大切、何故なら判断するのは目だからである」と記されていた。 エル・グレコに限らずラファエロや他の画家にも興味はある。今まで 訪ねた美術館は:ルーブル美術館、マウリッツハイス美術館、プラド美術館、アムステルダム王立美術館、ウフィッツイ(Uffizi)美術館、ゴッホ美術館教会では:サンタ・マリア・デッレ・グラティエ教会 などがある。
最近はフェルメールやジョルジュ・ド・ラ・トゥール展などを楽しんだ意外余り見ていないかも知れない。


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