東京都写真美術館で「ジョルジュ・ビゴー展」を観てきた。
ビゴーは、明治期に来日し、多くのスケッチ・風刺画を残した画家。
歴史の教科書にかならず載っている、日本と清が韓国に釣り糸を垂らし、ロシアが橋からそれを傍観している「釣りの勝負」が有名で、誰もが目にしたことがあるだろう。
昨年、岩波文庫の「ビゴー素描集」を読んでいたので、個人的にはかなりタイムリーに楽しめた。
ビゴーの絵は、エッチングによる石版画や銅版画が多く、線が細い。
その繊細さは、文庫本の縮尺サイズよりも、直に観た方が伝わる。
生活のディテールをつぶさにスケッチする眼は、ジャーナリストとして正確で鋭い。
「出っ歯で眼鏡」という、日本人のカリカチュア像を描き出したのもビゴーである。が、風刺というディフォルメした表現だけではなく、写真家がカメラを向けなかった〈向けられなかった〉明治期の日本人の姿を描き出した「時代の観察者」の面に、僕は惹かれる。
この展覧会の監修者であり、コレクションを提供しているのは、僕が大学で授業を受けたことのある先生だった。
こんなコレクションを蔵していたなんて。
一限で遅刻ばかりだったけど、ビゴーの話なんかしては記憶ないなあ。
ビゴーは、明治期に来日し、多くのスケッチ・風刺画を残した画家。
歴史の教科書にかならず載っている、日本と清が韓国に釣り糸を垂らし、ロシアが橋からそれを傍観している「釣りの勝負」が有名で、誰もが目にしたことがあるだろう。
昨年、岩波文庫の「ビゴー素描集」を読んでいたので、個人的にはかなりタイムリーに楽しめた。
ビゴーの絵は、エッチングによる石版画や銅版画が多く、線が細い。
その繊細さは、文庫本の縮尺サイズよりも、直に観た方が伝わる。
生活のディテールをつぶさにスケッチする眼は、ジャーナリストとして正確で鋭い。
「出っ歯で眼鏡」という、日本人のカリカチュア像を描き出したのもビゴーである。が、風刺というディフォルメした表現だけではなく、写真家がカメラを向けなかった〈向けられなかった〉明治期の日本人の姿を描き出した「時代の観察者」の面に、僕は惹かれる。
この展覧会の監修者であり、コレクションを提供しているのは、僕が大学で授業を受けたことのある先生だった。
こんなコレクションを蔵していたなんて。
一限で遅刻ばかりだったけど、ビゴーの話なんかしては記憶ないなあ。
絵心ないからな。おいら。そういえば、リンムーも昔書いてたよね?出っ歯くん。漫画冒険で。懐かしいわー。
また書いてみたら?
中高生の時、ビゴーは教科書で見る古臭い風刺の人、ってイメージだったけど、今見るとイイんだよ。
絵心は、失われたね…。
以前はあったのか?って話だけど。
最近はもっぱら見るばっかです。