(つづき)
餅の木口で休憩後三段峡に向かいますが、歩道の傍に真っ赤な野イチゴが沢山実を付けていて
道草喰っていました。これも山歩きの楽しみかも?
餅の木集落には数件の民家が残っていましたが、最盛期には数十軒の民家が有ったそうです。
現在は、国道191号からの林道も広く、山間部のオアシスのような集落でした。
深三恐林道 をしばらく歩いていると右手に大きな建物が有りました。
三段峡保勝會案内所 との大きな看板が掛かっていました。
三段峡を世に知らしめた熊南峰が、三段峡探索の宿とした「ます屋」の跡でした。
集落一帯には田んぼが広がり豊かな生活が営まれているようでした。
餅ノ木駐車場も整備されていて、ここから三段滝や、二段滝に行くのにも便利なようです。
餅の木集落や、深三恐林道 とも分かれて、三段峡の渓谷トレッキング遊歩道に入ります。
入ろうとしたら、みなさん立ち往生。
危険・進入禁止の看板が有りましたが、自己責任を覚悟して進入しました。
二段滝方面の猿飛渡船や、正面口の黒淵渡船も本日は運行していました。
ダムの放水や熊にも要注意!
渓谷に入ると木陰になり、また涼感が味わえるようになって来ました。
支流の渓流からは、三段峡の渓谷へ流れ込んでいました。
ツキノワグマに要注意
沢山の杉が植林されていました。
青立(アオダテ) が見えて来ました。 二条の流れがぶつかり、渦が出来たりするそうです。
青立 の左部分
青立の下流の水面部
三段峡の遊歩道には各ポイントからの距離を示すプレートが埋め込まれています。
歩道の傍のブナなどの巨樹は渓谷の方に傾いていました。
勾配の無い部分は、池のような静けさです。
右側の垂直に切り立った崖の下を通り抜けていきます。
敢えて壊して 歩道を作ったように思われます。
荒れ狂ったように流れる渓谷部。
獅子上がらず 9mの滝と三方を岩壁に囲まれ、昔は猪を追い込んで捕まえていたそうです。
垂直な懸崖の下の歩道を、歩き続けています。
渓谷内にはまだ災害の爪痕があちこちで見られました。
玉緒滝 高い所から細く長く流れ落ちてくる様子は、余りにも幻想的です。
渓谷の中の巨岩群
岩壁側は 郭公岩 と呼ばれる、高さ、幅ともに50mの一大岩壁が切り立っています。
一部崩落したままの現場。通行は可能でした。
大杉が傾いていますが、通過出来ました。
明確では有りませんが、丸渕 の周辺の様子です。
丸淵? を見物しながら休憩します。
三段滝はもうすぐです。
(つづく)