怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

風邪治療

2008年10月19日 | 文化
先週から風邪を引いたのだが、甘くみたせいか、はたまた義父母が在宅していなくて羽目をはずしすぎたせいか、なかなか快方に向かわない。

夜、就寝時になると咳が止まらなくなった。

今日は、本格的に風邪治療に励んだ。

義母は本格的な医薬品を使わず、以下のようなものを出してきた。



私は子供の頃、喘息を患っていた。
同じような道具を使った記憶がある。

これは中に熱湯をいれ、薬剤を溶かし、その蒸気を吸うしくみ。



箱に印刷されている使用法。



溶かす薬剤は日本で言う「メンソレータム」。
「胸にも塗りなさい」
と、義母命令。
あれ子供の頃の実家のやり方と全く同じ
吸引後、しばらくは咳が止まる。



上の写真は咳止めシロップ。
これは、本格的な医薬品ではないと思う。
なぜなら、2,3年前、日本で私が喘息を発症したとき、夫がドイツから送ってくれたのだが、税関のお咎めなく家に届けられたからだ。
(一般人の医薬品の海外発送は難しい)
ちなみに、その2,3年前はよく効いたが、今回の咳にはいまひとつ




これは咳止め効果のあるハーブティー。
ヨーロッパに育つさまざまな薬草で作られたティーバッグ状態の製品。
これを飲んだ後、しばらく咳が止まるので、私には効果抜群。
しかも、おいしい(ドイツ人には苦くてまずいものらしいが)

こんな風にして、義母流の風邪治療を実行中。
ドイツの家庭の標準がこうなのか、あるいは義母がこだわるやり方なのか、わからない。
日本の様に、すぐに病院、という風にならない。 
あ、私は日本ででも、風邪くらいだったらなかなか病院に行かなかったものだけれど!


具合の悪い私を目の前に、義母は戦後のドイツの医療保険システムがどのようにできあがってきたか説明していた。
日本にいた頃、読んだり聞いたりした印象では、日本よりずっと早く導入され、優れたものだった。
が、義母の話ではほぼ、日本と同様である。
義母の実父は義母が子供の頃病気で亡くなっているのだが、医療保険が一般的でなかったので、高くて、医療を受けることができなかったとか。
(以上、風邪でふらふらの脳みそで聞いたドイツ語の情報・・・つまり、正確ではないかも)