怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

トラがあったので。

2010年01月01日 | 日本
             あけましておめでとうございます

屋根裏部屋にこ~んなぬいぐるみがある。
義両親の知人Pさんのものを預かっているのだ。
実物大かどうか不明だが、関東周辺の一般的な家屋には少々大きすぎるかもしれない。
預かり物なもんだから、汚さないよう大切にしまいこんでいる。
せっかくの今年の干支、もったいないと考えているのは私だけのドイツ生活さ。

黒豆を持ってきたので、煮ようとしたら義母がやってきた。
料理好きの彼女、比較的新しい食材にも興味を持つタイプなのが私に災いを呼ぶ。
「どうやって食べる」「スープにできないか?」「にんじんも一緒に煮てくれ」
いろいろうるさい。仕方がないので、半分ほど彼女に提供した。


左は、少々荒っぽいけど、正月の雰囲気でしょ?
実家では普段から黒豆を茹でたものをこのようにタッパーに入れておいて常食していたものだ。
味をつけていないので、量を食べることができる。また、大豆より食べやすいので、イソフラボン摂取には好都合。
右は義母がつくった黒豆スープ。ベーコン、生クリームなどを入れてしまうのがこちら流。
「今日は黒スープよ~」
って彼女かなりご機嫌だった。

ウチの新年の祝い方は、テレビを見ながら日付が変わったところでシャンペンをいただく程度である。
その後、周辺住民が打ち上げる花火を屋根裏部屋から観察する、外に出るのは寒いから。
花火を見ながら
義母「バーン10ユーロ、バーン10ユーロ」
とつぶやいている。一発10ユーロの品が一瞬にして灰になるのを笑っているのだ。
夫「うふふ~、りすたちは(彼は自分たちのことを言うとき、このように表現する)花火をやるほどバカでない」
と嬉しそうに言った。
こんな調子の新しい年の始まり、今年もエコい生活を覚悟しなくてはならない~


トラのぬいぐるみの持ち主、Pさんについては以前、ブログ記事にしている。
「失業した知人の車」に彼のそのときの状況を紹介している。
去年11月だったか、Pさんがひょっこりウチにやってきた。
5月にイギリスに帰ったが、その後、ポーランドで結婚式を挙げたので報告に来たのだとか。

式や披露宴の様子をCDにして持ってきたので、見てあげた~
Pさんはかなり自己顕示欲の強い人なので、こうして私がブログに紹介したらよろこぶだろう~




お相手の女性はポーランド人で、婚姻手続きの場所もポーランドである。
イギリス、ドイツからも友人や親戚を招いての大掛かりなもののようだった。
お互いの共通言語はいまのところドイツ語らしい。
Pさん、ポーランドで仕事を探すようだ。
失業してそろそろ1年近くになる彼、うまく行きますように。

それにしても、日本ではあまり考えられないだろう、
失業中、前妻には二人のお嬢さんがいる外国人との結婚。
あ、こんなことを書くといけないかな?
いや、欧州の人々のおおらかさをここで伝えてみたかったのだ。

Pさん、トラのぬいぐるみを引き取ることができるような状況になって欲しいものである。