そろそろイチゴケーキの季節も終わり。
それにしても義母の作るこのスポンジ台は甘ったるい。このスポンジ台には油分が含まれていないので胃腸が弱い私にも優しいケーキなのだが、甘ったるいのは舌に厳しい・・・
その上に甘いクリームを載せる。
ドイツ人の年間砂糖消費量は日本人の2倍らしいが、生活した実感では3~4倍かもしれない。
いちごの次はさくらんぼ。これはうじ虫入り。農薬を使わない代わりにほとんどのさくらんぼに1ミリくらいの白いくねくねする虫が入っている。
種とうじ虫を取り、上のイチゴケーキのスポンジと同じ材料の上にさくらんぼを並べて焼く。
これも・・・・甘い・・・
種と虫を取った後のさくらんぼ。これは冷凍保存分。
さて、甘すぎるスポンジに嫌気がさした私。今日もさくらんぼケーキを作るという義母に今年最初(遅すぎだ)の勇気を持って提案した。
「砂糖を少なめにしてみたい」
どうせ、「ネーーーーーーー!」と否定されるに違いないと覚悟していたのだが。
なんと、義母はあっさり
「そうしてみましょ」
と言ったのだ!ひええええ~、もっと早くいろいろ提案してみればよかったっぁ!
義母も甘すぎると思っていたのだろうか、私の味覚は狂ってはいなかったのか?
「もともとレシピより少なめに砂糖を入れているのだけど、もっと少なくしてみましょう」
だって・・・
左は焼く前、右は焼きあがったもの。
さてお味は・・・・う~ん、日本人にはまだちょっと甘いかな。
でも、ドイツ人にはもうギリギリだろう。これ以上砂糖を減らすと彼らにとってただのさくらんぼパンになっちゃうぞぉ。
私もこの辺で妥協かぁ。ああ、結婚生活は妥協だ、妥協、妥協、妥協、妥協、妥協、妥協 もひとつ 妥協。