怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

新年の抱負

2012年01月01日 | いろいろ
義父が何かからコピーしたと思われる詩のようなものを私に見せた。
「2012年の抱負だ」と言っていた。きっとそれらしい内容だろうと思う。

普通の在ドイツ日本人なら、こうしたものをちゃ~んと翻訳してブログ記事にするのだろうが、
「怠惰」をブログ名に入れるほど面倒くさがりの私にそんなことができるはずがない。
つまり、言いたいのは、義父が新年の抱負を印刷して嫁に渡すほど彼が元気で人生に対してやる気に満ち満ちている事実を伝えたいのだ。
同居の面倒さは世界中の同居嫁が日々格闘しているだろう。
義両親が病気知らずでピンピンしていることで、同居の家事負担が軽減されていることを感謝している嫁も多いと思う。
私もそうだ。
人生、いや、同居は健康が一番さ

追記
仲間の狸さんが訳してくれたので、ここに紹介。正確なものではない、と本人が卑下していますので細かいことはとやかく言わず、大体の雰囲気はこんな風だと思ってください。

主よ、われを守り愛し給え!
主よ、われが日々若さを失い、
やがていつか老いる定めにあることを、
われよりも存じたもう方。
他人の営みにかかずらう野心より守り給え。
思慮深く、しかし心悩まず、
情け深く、しかし押しつけがましきことなき心を教え給え。
われは膨大なる英知を我が身にせんと努めてまいりしが、
口惜しきは、そを遺すすべなし。
主は存じ給えり、友のいくたりかあるが我が願いと。
われに教え給え、
病と苦しみは増し、
年毎にそを語らんとする心に沈黙するすべを。
われは決してすまい、
他人の病に耳喜ばせ、
天の配剤と受けとめることなど。
他人の不幸を己の身に引き受けることを教え給え。
われはまた決してすまい、
もっと物覚え良かれなどと。
ただ願う、我が覚ゆることが他人とたがえば、
さらに慎み深く、
そして頑なさよ少なかれと。
われに素晴らしき英知を授け、
あやまち迷う力を与え給え。
われをあたう限り守り愛し給え。
われは知る、己が決して聖なる者などではないことを。
しかし知る、
老いて陰鬱なる者は、
悪魔の創りし桂冠物なりと。
教え給え、人々に秘められたる才を見出すことを。
そしてわれに与え給え、
人々の才を、麗しき賜物と語ることを。

テレーザ・フォン・アヴィータ




さて、その元気な義父は昨年末、息子にクリスマスプレゼントをもらった。(ウチではクリスマスプレゼント禁止令が施行されているはずなのに、何気にみんなそれを破っている!!くぅぅぅぅ守ったのはわたしだけだっ)
キャノンの複合プリンター。

義父はすでに自分の書斎のPC用にスキャナーやプリンターを持っているのだが、あまりにも古い機種なので夫が見かねてプレゼントした様子。
ところが、ものを大事にする義父、その古い機器を捨てることなど当然せず、この新しいプリンタは屋根裏部屋のこれまた古いPCに接続することとなった。

「いまから接続するから来なさい」と義父は夫と私に出頭命令。
夫がやれば数十分で作業が終わるだろうに、義父は「一人でできる」と見栄を張ってそのできる様子を披露したいのだ。
説明書を読み上げながらのゆっくりとした作業2時間につき合わされたわたしたち・・・・
下手に私が口や手を出そうものなら義父は反論するものだから面倒だ。
屋根裏部屋は暖房がとりあえずあるにしろ、寒い。
「りすもこのPCやプリンタを使っていいからな」と義父は上機嫌だった。
こんな寒いところでPC操作や印刷など、やるもんか~!!!
夫よ、余計なものをプレゼントしたなっ!!とか口に出さずにいらいらしていた私。

インストール完了。
実を言うと、わたしのPCはプリンタが無いので、この新しいプリンタにはお世話にならざるをえないかも・・・
使う度に義父がやってきてあれこれ指導するだろうな~って思うと憂鬱になるぞぉ~
って、先ほども書いたとおり、家族が健康で威張っているくらいが一番さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~