怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

テキトーな姓

2016年01月22日 | いろいろ
応援してね!人気ブログランキングへ

日本では夫婦別姓について議論しはじめてすでにかなりの年月になる。
日本近隣諸国では夫婦別姓が伝統的で普通なことは、あまり知られていないとネット仲間に知らされた。
それらの国々では伝統的に男女が平等だったかというと、そうでもない様子。人は食べて排泄、眠るだけで生きていけるのではなく、深い思考による気分の良さ、悪さも影響するのなのだろうな、と感じる。

近所に住んでいて、去年結婚した中国人夫婦。もちろん、結婚後も別姓。
数ヶ月前、彼らの両親たちがドイツに来て、彼らとも逢った。
中国人の名前を一度聞いて覚えられる能力がない私、いつも漢字とピンインを書いてもらうんだ。
それらの名前を見ていて、気付いた。
両親の姓が別姓だが、その娘の名前もその両親たちのどちらとも違うんだ・・・私のそれまでの知識では子供は父親の姓を付けられということだった。もしかして、彼女は何か複雑な事情の家庭に生まれたのだろうか。
直接本人に尋ねるのは控えて、彼らの友人でドイツに長い中国人男性に尋ねた。
「ああ、彼女の姓はお爺さんのなのですよ。今は禁止されているのですが、以前はそういう姓の選択も許されていたんです」
ですって!
この、中国の緩い感覚は素晴らしい。別姓推進者には夢のような環境なのではなかろうか。
私はこの議論に賛成でも反対でもないけれど、やってみたらどうか、とも思う。そんなに大勢の人が別姓を選択するとも思えない。
私自身、書類上は別姓なのだが、二度ほどここで夫婦である証明書類を求められたことがあった。西欧州でもまだこんな事態が起こるのだから、ここでも別姓夫婦は例外なのかな、と想像した。