ドイツに住むりす、でかい庭のある家に何年もいるのに、ほとんど庭仕事をしたことがないことを心残りに思っていた。
そういうわけで、義母が旅行中でいないとき、思い立ってフダンソウの収穫作業をしてみた。フダンソウは細かく切ってソースにするんだ。
根から引っこ抜いて、洗って、茹でて、おいしいソースが出来上がった。
だいぶ前から畑からフダンソウを収穫しているはずなのに、減っていないのが不思議だとは思ったけれど、細かいことを気にしていたら人生やってられない、とその後、そのことを追及して考えもしなかった。
ある日のこと、またフダンソウを料理することになり、義母が私を呼んだ。
「りす、収穫の仕方を教えます」
そんなもの、簡単じゃあないか、と思いながらも義母に反抗してまで見に行かない理由は無かった。
「外側の葉の根元から切り落としなさい。中心から育っていきます」
と、聞かされてたまげた。
慌てて義母に謝った。ホウレンソウと同じ感覚でいたんた。
ホウレンソウも育てた経験は無く、日本のスーパーで売られている根元からあるあの様子を思い出して、フダンソウ収穫に応用しちゃったんだ!
こういうときにいつも頭によぎる言葉はこれだ。
「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」
13世紀の言葉を今でも実用できるのだぞ。ニンゲンはあまり進歩していないのかもっ
いや、わたしだけ??
義母に「フダンソウをどうやって収穫するんだ」と携帯電話で聞くのもなんだかねー、とかなんだかんだ言い訳しちゃいたくなる。
そういうわけで、義母が旅行中でいないとき、思い立ってフダンソウの収穫作業をしてみた。フダンソウは細かく切ってソースにするんだ。
根から引っこ抜いて、洗って、茹でて、おいしいソースが出来上がった。
だいぶ前から畑からフダンソウを収穫しているはずなのに、減っていないのが不思議だとは思ったけれど、細かいことを気にしていたら人生やってられない、とその後、そのことを追及して考えもしなかった。
ある日のこと、またフダンソウを料理することになり、義母が私を呼んだ。
「りす、収穫の仕方を教えます」
そんなもの、簡単じゃあないか、と思いながらも義母に反抗してまで見に行かない理由は無かった。
「外側の葉の根元から切り落としなさい。中心から育っていきます」
と、聞かされてたまげた。
慌てて義母に謝った。ホウレンソウと同じ感覚でいたんた。
ホウレンソウも育てた経験は無く、日本のスーパーで売られている根元からあるあの様子を思い出して、フダンソウ収穫に応用しちゃったんだ!
こういうときにいつも頭によぎる言葉はこれだ。
「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」
13世紀の言葉を今でも実用できるのだぞ。ニンゲンはあまり進歩していないのかもっ
いや、わたしだけ??
義母に「フダンソウをどうやって収穫するんだ」と携帯電話で聞くのもなんだかねー、とかなんだかんだ言い訳しちゃいたくなる。