怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ドイツのランドセル近影

2016年09月10日 | カテゴリー分けするのに飽き
先日の「タダで文具をもらえる」の続き。
その活動のポスターを見つけた。
「困窮家庭のための援助、こちらで新入生のために文具を配布しています」という内容。

イラストはこちらの小学校一年生の様子が表現されている。
三角の筒の中には文具やお菓子を詰めるのだそう。
こちらの文具はかなり値段がするものばかりだ。日本のような100円均一の店で高品質な文具を手に入れることができない。
日本でも名の知られているドイツの文具メーカーの品、私は買えない。

こちらでも子供の貧困は問題になって長い。
日本と同様、一見、貧しそうに見えない。
(面白いのは、西欧州の貧困家庭の基準のひとつに一週間以上の休暇旅行ができない、という項目があるらしい、はい、ウチも貧困?!)

一般市民が寄贈のために買って来た文具を集めて、困っている家庭に配布するという目に見えてわかりやすい活動はすばらしいと思う。
が・・・
隣に立ってこのポスターを見ていたZ子さん(ハンガリー出身)がつぶやいた。
「本当に困っている人は、ここまで受取りに来れないのよね」
という意味のことを。
ああ、誰でもそのように感じているのだろうな。

善意でやっていても、自己満足になりがちなこうした活動だ。
でも、きっと僅かでも感謝されることに喜びを感じることで世の中が良くなっていくと信じたい。

ドイツのランドセル。
いつか、撮影したいものだと思っていた。やっと機会到来した。
 
中は仕切りがない。走ったりすると、中がぐちゃぐちゃになりそうだけど、たくさん物を入れないのかな?
 
かなり重い。
 
冬至の前後数週間は、真っ暗な時間帯に登校しなくてはならない。
安全のために反射材が多く使われている。
この品も困窮家庭の子供に渡る予定。無事にそうした子供たちが手に入れることができますように!



煙突掃除は自分たちでする

2016年09月10日 | カテゴリー分けするのに飽き
義両親たちは年に1,2度、煙突掃除をする。
あれ?煙突掃除業者がいるのにどうして、などと思う。
義父が言うには、彼らは煙突の状態をチェックするだけで、実際の清掃などはしないのだそう。
ドイツ語で「煙突掃除人」と名付けれれているけれど、それは名前だけ。

義父は「汚い仕事だけれど、やらなくてはならない」と消極的な発言をしながらも毎回張り切っている。
夫など、脇でぼうっと見ているだけだ。
いや、将来のためにきちんと観察しているのだろうか。そうであって欲しいよー。
義母が手渡しているライトセーバー・・・じゃあない、ただの棒状ライト。煙突掃除専用電灯だ。
鎌のような道具で義父はたまった煤を掻き出しているのか。いや、こちらに向かって出していないので、向こう側へ落としているのか?


義母が次に手渡しているのは煙突掃除ブラシ。

いったい、煙突内がどんな状態になっているのか、やってみたい衝動に駆られる。
そのうち、いやというほどやるようになるだろうから、今のうちは好奇心だけ高めておくほうがいいのかも。

こういう掃除口が家の中に何ヶ所もあり、この日は三箇所だけやっていた。
終わった後は、床の掃除。掃除機をかけて水拭きをする。
きっと壁も煤で汚れているだろうけれど、そこまでは義母もやる気なし。
年中、家屋と庭の手入れに追われている義両親たち。

実家付近でも、二軒ほど薪ストーブを使っている家庭を訪問したことがある。
柔らかい暖かさに感動したものだ。

日本の薪ストーブ所有者たちも、せっせとお掃除に励んでいるのだろうな。
でも、その保守管理ぶりを業者がチェックすることはないだろうから、お気楽でうらやましいような。

肌色の違う恐怖感を克服しなければならない

2016年09月09日 | カテゴリー分けするのに飽き
ちょいと用事を片付けるためによった地域。
バス停でバスを待っていると、続々と肌色の濃い人々がやってきた。

すぐそこが難民住居になっているんだな、と気付いた。
そういえば、一年ほど前だったか、その近くの教会付属施設で難民受け入れの説明会があった。

様々な言語や肌色の人々が私の周りに立っていた。
座り込んで何やら書きこんでいるのをちらりと観察すると、職安の書類だった。
私を除き、みな、男性。
年代は20歳から30歳代くらい。
以前は人種の違う人々の年齢を推定することができなかったものだが、多民族国家ドイツに住み始めてからだんだん上手になってきたものだ。
おそらく、彼らはこれから語学学校に行くのだろう。

肌色の違う人々には慣れているはずの私。
そうだ、ここに来た当初も、大きくて威圧的な雰囲気の白人集団の中にいると恐怖を感じたものだ。
マレーシアやシンガポールのインド系の人々が多く集まるところにいたときはどう感じたかな、とか思い出そうとしてみた。

すでに、アフリカ人とはここでも何人かと交流があるのに、バス停の彼らの醸しだす雰囲気は、ちょいと違うんだ。
滞在期間が短いと、彼ら独特の雰囲気が残っている。
向こうからやってきた男性は、何度も痰を吐きながら歩いていた。
ドイツ人だって、やるのに、どういうわけか、もっと嫌な感じがするんだ。

彼らもここに長くなると、持ち前の母国の空気が消えて、馴染んでいくことだろう。
肌色や宗教が変わることは無いだろうが、いるだけで違う、という違和感を周囲に感じさせることが無くなっていくだろう。


タダで文具をもらえる

2016年09月08日 | カテゴリー分けするのに飽き
フードシェアリングの場所に、大量の子供用文具が置いてあった。
まもなく新学期。
もしかして、これらも自由に持っていっていい寄贈の品なのか?

すべて、某大型格安スーパーで販売されている品だ。
もしかして、そのスーパーから古い在庫を処分するために寄贈されたものなのかな、と思っていた。

しばらくすると、中年女性がやってきた。
「文具寄付に来ました」
と、言われて驚いた。
なるほど、個人の寄贈だったのね。
彼女に、どういうシステムなのか尋ねてた。
早口なのと、知らない単語、固有名詞がぞろぞろ出てきたことなのでちゃんと理解できなかったが、こうだ。
経済的に大変で、学校に通う子供に満足に文具を持たせられない家庭も多い。彼らを助けようというマリア何とかさんの呼びかけで開始されたそうな。
ここだけのできごとか、地域のものなのか、はたまたドイツ全土のものなのかよくわからない。
「ほら、見て御覧なさい、これらはけっして高価な文具ではないですよね。普通の人たちが寄付しているのですよ」

これらの文具をもらいにくる人はいるのだろうか。
そうした情報を得ることができる環境の人は、自力で買い揃えることができるような気がする。
実際、私の観察したところではここのフードシェアリング(期限切れ食品無料配布システム)(←ドイツ語ホームページ)に来る人たちは、難民でも生活困窮者のようでもない。
それをテーマに今後も観察を続けることにしたっ。

感心するのは、とても地道で実際的な寄付活動ってところだ。
街頭で寄付金集めよりも、単純明快でわかりやすい。
日本は寄付文化が根付かない、という日本の雑誌記事を読んだばかりだ。
そこには結構高額な現金寄付の話ばかり並んでいたけれど、それは一般の人にはハードル高すぎるのではなかろうか。

その後、10歳位の男児とフードシェアリングの食品を見に来たのは40歳位の外科医の女性。
外科医が生活に困窮しているとはとても思えない。
また、そういう人たちでも期限切れの食品を平気で食べること、寄贈の品を気楽に受取ることができるのはいいことと思う。
誰でも気軽に施しを受けたり与えたりする環境が作られているのかも。

その外科医女性は私の行っている縫い物コースに参加するのだそうな。
毎日皮膚や筋肉を縫っている彼女、たまには布を縫いたいのだろう!
冷蔵庫から取り出したしなびた野菜を持ってお母さんの後ろに立っていた男の子に「あなたもお医者さんになりたいですか」と尋ねたらブンブン首を横に振っていた。

女の集まり

2016年09月07日 | カテゴリー分けするのに飽き
いつもの仲間たちと集まった。
国籍の違う三人。
女の集まりは出身地や言葉や習慣が違っても大丈夫。
どういうわけか、共通のテーマで話ができるんだ。
群れの中で地位を獲得するため、仲間との結託のためなど、ヒトが言語を持ってからの太古のむかしから女がやってきた身の守り方だ。

彼女らには私の義両親同居生活が非常に興味深いようで、こうした機会のたびに私を攻撃してくる。
男の言いなりになりっぱなしのだらし無い女、ということらしい。
ニンゲン女類として、許しがたい様子だ。
頭巾のA子さんはエジプト出身だ。イスラム教徒女性などは、男尊女卑を認めているのかと勘違いしてしまう。
彼女まで「エジプトでは義両親と同居が珍しいくらいです」と言っていた。

私がいくら説明したところで、彼女らは自分の意見を主張するばかりの聞く耳持たずだから、へらへらと聞き流している。
「あ、そうですかぁ~」
すでに何度も説明したのにね。
「もう、仕事だと思っていますよ」
現金を稼ぐための仕事とはかなり性質が違う。
また、現在は現金を稼ぐ女が、結婚生活をうまくやる女より評価される時代だ。
何度言っても、フツーの感覚の女たちがわからないのは当然さ、と私は黙って彼女らを上から目線で扱っている。
もちろん、気付かれないように。
「そうそう、あなた方の言うことがごもっともです」
と、言ってみたいが、あまり小ばかにした発言をして「女の結託」を乱してもいけない。

この日集まったのは、A子さんが旦那さんの修士号取得のための引越し報告のためだった。
今後二年弱ほどは無収入で生活する覚悟らしい。
A子さんは電気技術関係のエンジニアだ。彼女が引っ越し先で就業することも考えているそう。
20歳代後半の彼ら、収入が安定しない間は子供を持つことを避けている様子だ。
すでに何度もこういう例を聞いている。
まずは、金を稼げるようにならなくては・・・
現金を稼ぐのは大切だものねぇ。

同居で家賃を稼いでいる(実際は浮かしている、のだけれど、稼いでいると思うと全然気分が違う)、という感覚になれる人は、なかなかいないだろう。
秘かにそれを得意に思っている私なんだ。


おにぎりの普及状況

2016年09月07日 | カテゴリー分けするのに飽き
何かの集まりには,積極的におにぎりを持参するようにしている。
周囲の人々におにぎりを知ってもらうためだ。
初めの頃は、ちょいと不安だったけれど、すぐに自信がついた。
結構食いつきが良かったんだ。
海苔を使うのは避けてきた。
「これは何だ?」と口に入れる前に尋ねられること、比較的高価な食材であることが理由だ。
米は普通のスーパーで売られている「ミルクライス」と呼ばれている短粒種の粘りのある品種だ。
ジャポニカ米の一種らしい。
一キロ当たり120円程度という怖ろしい安さだ。タダでご馳走しまくるには素晴らしい値段である。

もう何年も「おにぎり普及活動」に勤しんできた。
たまたま幸運なのか拒否された経験はほとんど無く、お世辞かもあるしれないけれど、8割がたのドイツ人を初めとする欧州人には絶賛されている。
日本への関心が高い人も多いし、旅行や留学の経験をとうとうと語ってくれる人々さえ何人も出会う。

今日も普及活動して、これは最後に残った一個。
最初に撮影するのを忘れてしまったんだ。

ちょっと茶色く見える部分は、天かすのようなもの。
出来上がったスープなどに入れるんだ。(辞書には「スープに入れるえんどう豆形のクルトン」とあった)
クックパッドに天かすを使ったおにぎりの紹介があったので、私も真似てみた。
パリパリ感がなくなってしまうのは残念だけれど、適当な塩味が残ること、適度な油分がご飯をおいしくすることなどでよい仕上がりになった。
現地で手に入れることができる現地の普通の食材で作る日本食だ。
ますます普及活動にちからを入れていこうと思う。


ヨーロッパのDIY

2016年09月06日 | カテゴリー分けするのに飽き
義両親と私は、アウディ本社工場の裏側の道を通って買い物に出かけた。

様々な建材を揃えているこの店は、業者専用にも見えるけれどたくさんの年金生活者風の夫婦がやってきている。
 
みんな、庭や家屋を自分でこしらえちゃうだろうな。
職人一人、一時間当たり40~50ユーロ以上支払わなければならないらしい。
だから、極力皆、自分でやりたがると言っているけれど、好きだからとしか思えない。
 
これらは一体なんだろう?
 
義母はこのあかいブロックを数十個買った。

三人で並んでバケツリレー式に車に積んだ。

その後、土を買いに行った。

これら一袋を義母と義父で運んでいた。
私がやってみたが、一人ではびくともしないし、二人で持ち上げようとしても私の持っているほうが全然上がらないので諦めた。
困ったぞ。将来、私はこの土を一人で買うことができない・・・。

義両親たちは家に戻ると早速作業に取り掛かっていた。
軽く車酔いしてしまった私は、ソファに倒れこんでいた。ああ、軟弱な!!







バス料金値上げは毎年

2016年09月06日 | カテゴリー分けするのに飽き
バス料金は、毎年のように値上げされている。
実家周辺、都内のバス料金がほとんど変わらないことと比較すると雲泥の差だ。
先週から、またバス料金が上がった。
その通達の方法の一つがこんな感じ。

ホテルに設置されている「掃除してください」「起こさないでください」と書かれたドアに掛けておくあれと同じ印象。
これがバス内に吊り下げられているんだ。
数年前に始まった広告方法で、なかなかいい感じがする。お持ち帰りもOK。
だが、内容はこういう風に受取れる。
「お前ら、9月1日から料金変わるから忘れんなよっ」
けっして「諸事情のため今年も値上げせざるを得ませんでした、ご協力をお願いします」
とかなんとかいう風にはならないのだろうな。

どうしてこんなに毎年のように値上げされるのだろう。
「エコの国だから自動車を減らすために公共交通機関が安く便利に発達しているのではないか」
なーんて、夢見る日本在住の方々も多いことだろう。
真逆。高くて不便なバス・電車。
夫など、あまりにも急な運休や遅延が多いドイツ鉄道に見切りをつけてさっさと自動車通勤にしてしまったもの。
ここだって自動車を製造して内外に売って生きている国だ。ドイツの住民もせっせと車を買って消費してくれないと困るだろう。

物事の値段が高いか安いか、というのは個人的な感覚にもよる。
私にとっては、ここのバス料金はかなり高い。実家周辺は安く感じたものだ。
だが、実家から2,30キロほどに西の東京都下に住む知人によると、彼女の使うバスと比較するとここは安く感じるそうだから、日本の中でもバス料金地域差があるのは確実。

別の機会に撮影したバス車内。
矢印のところにこの値上げ広告がかかっていたんだ。
なかなかおしゃれな風景でもあったけれど、下に落ちて踏まれてぐちゃぐちゃになっても誰も片付けないで何時間もそのまま走行するテキトーさも一緒のドイツ生活。


フダンソウの収穫の仕方

2016年09月05日 | カテゴリー分けするのに飽き
ドイツに住むりす、でかい庭のある家に何年もいるのに、ほとんど庭仕事をしたことがないことを心残りに思っていた。
そういうわけで、義母が旅行中でいないとき、思い立ってフダンソウの収穫作業をしてみた。フダンソウは細かく切ってソースにするんだ。
根から引っこ抜いて、洗って、茹でて、おいしいソースが出来上がった。
だいぶ前から畑からフダンソウを収穫しているはずなのに、減っていないのが不思議だとは思ったけれど、細かいことを気にしていたら人生やってられない、とその後、そのことを追及して考えもしなかった。

ある日のこと、またフダンソウを料理することになり、義母が私を呼んだ。
「りす、収穫の仕方を教えます」
 
そんなもの、簡単じゃあないか、と思いながらも義母に反抗してまで見に行かない理由は無かった。
「外側の葉の根元から切り落としなさい。中心から育っていきます」
と、聞かされてたまげた。

慌てて義母に謝った。ホウレンソウと同じ感覚でいたんた。
ホウレンソウも育てた経験は無く、日本のスーパーで売られている根元からあるあの様子を思い出して、フダンソウ収穫に応用しちゃったんだ!
こういうときにいつも頭によぎる言葉はこれだ。
「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」
13世紀の言葉を今でも実用できるのだぞ。ニンゲンはあまり進歩していないのかもっ
いや、わたしだけ??
義母に「フダンソウをどうやって収穫するんだ」と携帯電話で聞くのもなんだかねー、とかなんだかんだ言い訳しちゃいたくなる。

トマトだけのピザトースト

2016年09月05日 | カテゴリー分けするのに飽き
今年はトマトが豊作だ。
義母がどのように保存するか悩んでいたんだ。
瓶詰めを作るためには皮をむかなければならないらしい。それは面倒なので、細かく切って冷凍保存することになった。
そんな会話を聞いていたので、今朝の夫の朝食はトマトだけピザトーストにした。

順序が逆ではないのか、と思われるだろう。
これは私が実家に戻っていた二ヵ月半の間に、義母と夫が取り決めたやりかただっ
かなり気分悪いが、夫に都合いいらしいので仕方が無い。
こうすると、野菜などの具がとけたチーズで押さえられて、口に持って行く間に落ちないのだそう。

日本より一回りほど小さい食パンだ。
それでも一食に6枚食べるのは大変だ。
夫は朝と夜の二度しか食事をしない主義なんだ。食いだめができる彼の体質。

オーブンシートは何度も使う。
最初のうちはもちろん抵抗があった。義母が普通にそうしているのを数ヶ月見ていると、慣れるんだよな。
もっとも、日本の夏場や熱帯地域ではこの節約方法は無理らしい。
マレーシアでは「すぐに蟻がたかるので、使うたびに捨てるしかない」らしい。

夫はほとんど90度にして持っている。
チーズが接着剤になって、具は全く落下しない。

庭からの収穫物。
トマトはもいだその瞬間に食べると非常においしいことを知ったドイツ生活。
たくさんの収穫があるので保存ができる今年の贅沢。

下着の贈り物

2016年09月05日 | カテゴリー分けするのに飽き
マレーシアの友人から贈り物が届いた。
私のリクエストに答えて、これが送られてきた。パンツ。下着の。

中国製のようだ。
マレーシアはパンツを製造していないのか?
22元はいくらか調べてみたら約350円。

例によって、学んでいなくてもなんとなくわかる中国語。
一等品、ですって。
竹繊維。本当は綿のが好きだけれど、頂き物だ。手に入れる手間隙などを考えると不満に思ってはいけない。

え!?フリーサイズ?
下着パンツのフリーサイズを手にしたのは初めてだ。
一見、今、手持ちの日本からの私サイズのパンツと同じ大きさだ。
日本のパンツはここの洗濯で(義母の洗濯、かもしれないが)縮む傾向があるのに気付いてから、Lサイズを買うようにしている。
ではこの中国フリーサイズパンツは日本のLサイズ。中国人のお尻は大きさにばらつきが無いのかな。

そもそもなぜパンツをもらったかというと・・・
S子さんからの提案で何が欲しいか、と尋ねられたからだ。
ここで私のサイズのパンツを見つけるのはかなり難しく、またあっても生地が弱くて消耗が激しいんだ。
帰省のたびにパンツを買うようにしてはいるけれど、多めにあっても腐るものではないので頼んだ。
手持ちのパンツを撮影して彼女に見てもらったら、レースのたくさん付いた手洗いしかできそうも無いこの品が届いた。
「パンツは手洗いしなさい」
って、勧められた。うーん・・・!
S子さん、三人の息子さんがいて日中は勤務があって定年まで勤め上げた人だ。
パンツ、手洗いしていたの?
いや、子なし、仕事なしの私にせめてパンツくらい手洗いして長持ちさせるように、と教えたかったのだろう。
はい、少なくともこのパンツは手洗いで大事にしまーす。

台所に女は二人必要なし

2016年09月05日 | カテゴリー分けするのに飽き
台所に主婦が二人常にいるのは非常に効率が悪いと思う。
私はかなり徹底的にドレイ役を演じているのでどうにかなっているのだと思う。
最近はときどき口を出すようになった。
口出しテーマは主にアブラの使用量。私の健康問題にかかわってくるから。
義母はヨメが具合悪くなって死ねばいいとまでは思っていないだろう。単にアブラがたっぷりしているのが好きなだけ。
今日も台所を手伝っていた。
いつもドレイなのでつまらないことこの上ない。
「ちゃんとサラダに砂糖一つまみ入れましたか?ひとつまみだけでいいのよ」
もう、何十回も聞いているぞ。私が誤って大さじ一杯の砂糖を入れたことは無いだろうに!
こうしたやり取りの後は、気分転換に庭を散歩する。
お義母さんよ、一人でやってくれーっ
 
「義母バラ」と秘かに名付けたこのバラ。今年は長く咲いている印象。
 
ハスの花は何か神秘的な感じ。写り込んでいるトリは作り物。ドイツ人、こういうのが好きね。

これは雨水を溜めているドラム缶。庭の野菜や花のために水を使うんだ。
中にはたくさんのボウフラがいる。撮影しようと近づくと、水面近くにいるボウフラどもは逃げるんだ。
ボウフラにも知能があるのね、と妙に関心。

「10日分の水と食糧を各家庭で備蓄せよ」のドイツ政府通達があったそうだ。
りす家はこのボウフラ水を使えばいい、と在独日本人仲間から意見をもらって爆笑。
うん、藻だらけの池の水よりいけそうな気がする・・・
コメントにボウフラについて質問があったのを思い出した。ここはデング熱発生地域ではないのでボウフラを飼育していても(飼育しているつもりは無いが)大丈夫なようだ。
もっとも、ドイツ人は暖かいところに旅行するのが好きだから、旅行先で感染してここで発症する例が多くなったりすると、根拠が無くてもボウフラ対策を迫られるようになるかも?

さて、ヨメが逃げたので一人で料理を仕上げた義母。

私の皿を見てご不満のようだった。
「どうしてご飯にソースをかけないのですか」
日本・韓国・中国以外の人々は、米飯にソースのようなものがかかっていないと食べづらいと考えている場合が多い。
マレーシアでも言われたことを記憶している。
細かい食文化の違いが飯の食べ方一つにも現れてくるんだ。
お義母さんよ、飯くらい、私の勝手にさせてくれぇー



コンピューターの値段~としさんのために。

2016年09月04日 | カテゴリー分けするのに飽き
ネット上でお付き合いの長いとしさん(有限会社アドバリュー代表取締役)から質問があった。

そちらではいくらでPCを売っているんでしょうか?
当社で納めているPCはほとんどが4万円台(本体とディスプレイセットで49,000円くらい)です、安いのは3万円台からあります。
新聞の折り込みを見ると10万円というのもありますが、企業で買う会社はありません。



彼のために、数日前に入った新聞の折り込み広告を掲載しようと思った。
値段は1ユーロを今のところ120円だ。例 399ユーロの品 399×120=47800円

だいたい、日本の状況と同じくらいだろうか。

国によって値段がかなり違う品の第一は、食品と感じる。
楽器やコンピューターなどは為替の変動を考えても、どこも同じくらいのようだ。

ドイツの公務員給与、または一般の平均年収は200万円と記載されているサイトが多い。
ここで知人友人に給与を尋ねて歩くわけに行かないのでその実際をはっきりと知らないが、何人かの知っている例だと、だいたいそんな感じ。
パン工場に勤務している男性は1300ユーロ(手取り)と言っていたな。約15万円。専業主婦の奥さんと子供二人。
店員もだいたいそのくらいの給与。

難民に与えられている小遣いが300~400ユーロと聞いた記憶がある。
住居費が無いからやっていけるのだろうな。子供がいると手当が付くだろうし。医療費は無料と聞いているけれど「処方薬に20ユーロかかった」と嘆いていた難民女性がいるので、その詳細はよくわからない。
難民はほとんど全員と言っていいほど携帯電話を持っている。
コンピューターを買うには一か月分以上の収入をつぎ込まなくてはならないから彼らには高価すぎなのかも。
(余談だが、なぜか彼らは有名なスポーツブランドの靴や服を着ていることが多い。寄贈の品とも聞いているが)

ドイツ人両親(その親もドイツ人、つまり原住民)を持つドイツ人の子供たちの貧困が話題になっているようだ。
一週間以上の休暇旅行にいけないこと(ここに貧困度の基準を持っていくる欧州人の感覚は凄まじい!)、学校用のランドセルを用意できないこと、昼食の弁当をもたせることができないこと、などを挙げている。
日本でも貧困の子供が話題になっている。
世界が同じように動いている、というより情報をコントロールしているのではないか、とも思える。
2,30年前にも、ちゃんと貧しい子供はいたものね。夫と義姉も子供の頃休暇旅行に行っていないものね。

あれれ?としさんへの情報提供記事のはずが、思いつくままに書いたらこんなになっちゃた。
としさん、ちゃんと答えになったでしょうか?




アプフェルシュトゥルーデル昼食

2016年09月03日 | カテゴリー分けするのに飽き
今日の昼食。
トマトスープとアプフェルシュトゥルーデル。
今まで、アプフェルシュトゥルーデルをアップルパイと表現していた。
このブログを読むあなたはすでにこれが何か食べるものだとご存知だろう。

まずはトマトスープから。トマトは庭から採取したものを料理したらしい。

私はこれに米飯を添えた。このスープ、日本のカレーほどのとろみがあるかも。
ご飯とあわせるととてもおいしい。スープとしては、かなり味が濃い。
今、気付いた。撮影の前にもっと皿を確認するべきだった。皿が古臭いのは仕方がないとして、盛り付けが雑すぎで汚らしい印象さえするぞ。

スープ皿が下げられると、メインディッシュのアプフェルシュトゥルーデルだ。
りんごの収穫が始まるこの時期に頻繁に食べさせられる。夫の好物でもある。
非常に熱いところで食卓に載る。

夫の皿。どういうわけか、写真にすると小さく見えるのが残念。
日本人成人女性にはふたきれが限度だろうな。
私は飯入りスープの後だぞ、デザートとしてメインディッシュを食べる苦しさ。


温かいアプフェルシュトゥルーデルもおいしいものだ。
是非、挑戦を!

食の安全

2016年09月03日 | カテゴリー分けするのに飽き
買い物から戻ってきた義母が食材を食料小部屋の所定の場所に置いたり、冷蔵庫に入れたり、地下室の冷凍庫に運んだり忙しくしていた。
最後に野菜だ。
年中通して買うのはじゃがいも、にんじん、たまねぎ。
まるで、カレーの材料だな。ウチのカレーはじゃがいも・にんじんを使わないけれど!
そのにんじんの包装を開けたところで義母は嘆いた。

「あらら、見えていないところでカビが生えている!」
これは珍しい。
割引された品ならともかく、ウチのように一週間に一度しか食材を買わない家庭はなるべく新鮮なものを選ぶだろう。
注意しているけれど、パッケージされているものを開いて確認するわけにもいかず、このような結果に。

続いて、卵。
スーパーで卵を買うときは、紙のパッケージをいちいち開けて、割れていないか確認しなければならない。
日本ではそんなことを想定できないだろう。ここでは日常茶飯事。
さて、買った卵、すでに三個も腐っているものに当たってしまった。
目玉焼きを作ろうと、フライパンの上に落としたら、ぱっと散ってすでにかき混ぜたように広がったんだ。
びっくりした私の脇で、義母が「あらら、また!これで三個目よ!」と嘆いた。
すぐにその卵が入ったフライパンは洗うことになり、同時に焼いていたハムを水で軽くすすいで再び焼いた。

今年の夏は例年より長く続いているように感じる。
そのせいなのだろうか、食品の腐敗が早く進んでいるのだろう。

難民の大量受け入れで、食料流通事情もかなり変わってきているに違いない。
インゴルシュタット市で3000人を超えている、と聞いているので(難民女性から聞いた。「そんなにいるから大変」と難民の彼女自身が嘆いていたぞ!)一気に3000人分の食料を増産、輸入しなければならないわけだ。
にんじんやじゃがいもを栽培している農家はもっと土地が必要になるか、あるいは増産できる品種改良品を使うのか。
養鶏している人々は雌鳥たちに「もっと産め」と急き立てているのだろうか。ニワトリも忙しくしていることだろう。

今週一週間で、立て続けに買ったばかりの食品にこういうことがあったので、ちょいと心配になった。
今後のここの食糧事情、大丈夫かな。