里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ウバユリ(ユリ科、ウバユリ属)

2006年08月09日 | 山野草
宮城県以西の本州、四国、九州で山野の林内に自生する多年草。
早春に凡そユリとは思えないような葉が出て来、その後花茎を1m程伸ばして
7月~8月に緑白色の花をつけるが、先が余り開かないままで終わり、お世辞に
も綺麗とは言い難い。

名前の由来は、花が咲く頃良く葉が枯れる事から葉を歯にかけて、歯の抜けた姥
と言う意味で“ウバユリ=姥百合”と名付けられたそうだ。
地下の鱗茎(百合根)からは澱粉が取れ、昔母乳の出ない人はそれをオッパイ代
わりにして子育てをしたので、ユリが乳母代わりという意味で“乳母百合”と呼
んだと言う説もあるらしい。

(旧・豊松村有木、8月8日)
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