里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

フシグロセンノウ(ナデシコ科、センノウ属)

2006年08月14日 | 山野草
本州、四国、九州で、山地の湿り気のある林の中などに自生する多年草。
名前の由来は、
茎の節が黒くて、花がセンノウ(仙翁)に似ている事から“節黒仙翁”と名付け
られたそうで、別名の“オオサカソウ”、“オオサカグサ”は、京都から大津へ
抜ける逢坂峠に沢山自生していた事から名付けられたそうだ。
広島県ではこの花も“ボンバナ”と呼び、お墓に供える地方があるらしい。

自然界では緑の中で橙色の花が鮮やかに映え、遠目にも直ぐ見つけられるが、近く
で見ると色あせた感じがして少し物足りない。

(旧・豊松村有木、8月8日)

※センノウ(ナデシコ科、 センノウ属)
 原産地は中国で、京都の仙翁寺に伝わったのでこの名前がつけられた。