里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

珍品、キクガラクサ(ゴマノハグサ科、キクガラクサ属)

2006年08月20日 | 山野草
近畿地方以西、四国、九州の山地の道端や湿気の多い日陰に自生する多年草で、
草丈は6~10cm。
広島県東部では、龍頭峡、藤尾谷、帝釈峡などで稀に見られる珍しい植物だそう
で、日本の各地でも絶滅危惧種に指定している所が多い。

名前の由来は、葉が菊に似ている上に唐草模様にも見える事から
“キクガラクサ=菊唐草”と名付けられ、別名をボロギクとも言うそうだ。

茎は長く地面を這い節毎に根を下ろし菊の様な葉をつけ、梅雨の頃に葉の付け根
から葉に隠れるように径が7~8mmの白い花をつけるとの事なので、来年は花期
に是非訪れるとしよう。

(龍頭峡、8月17日)