雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

我が良き友よ

2006-04-04 | 友人
バンドを始めたのは十六の時だった。
キッカケは幼友達Dの
「バンドやろうゼ!」の一言だった。
日々の退屈を持て余し、やり場のない鬱屈をあてどなくまき散らしていた僕たちは、一も二もなく
「おおっ!」と叫んだ。

あれから十六年、僕たちを音楽の世界に引きずり込んだDも、今日で三十二歳だ。
あの時のバンドメンバーも今ではそれぞれに家庭を持ったり、仕事で独立したり、遠い異国の地で暮らしていたり、なかなか昔のように音楽にかまけている暇はないみたいだけれど、僕らはいつだって十六年前に戻れる。
あの頃から比べると、体臭も額の生え際も変わってしまってきたけれども、あの時、最初にみんなで音を合わせた時の胸の高鳴りは、今でも変わらずに心の中に響いているから。

少々、クサい言い回しになったが、これぞオッサン特有の加齢臭と思って許せ!
我が良き友よ!Happy Birthday!
そして我が良き友たちよ!I wish you good luck!

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雪の名古屋城

2006-02-13 | 友人
先日、一年半ぶりに友人のMが訪ねてきた。Mはとても面倒くさがりで私がいくらメールを送ってもなしのつぶてであったのだが、この前日、彼の誕生日であったので私は祝いの言葉を送ったのだ。どうやらその返信として、家に訪ねてきたらしい。M曰わく「メールを送るより、直接行くほうが楽」らしい。まぁ、彼がそう思うのならそれで良いのだが…。
久しぶりの再会に私たちは近況を語り合った。そこで私は「ブログを始めた」と云うと、Mは徐に携帯電話を取り出し、いつもは全く送ってこないメールを目の前にいる私に送った。しかも写真まで添付して…。
「こないだ仕事で名古屋に行ってきた時のだ。ブログに載せてくれ」
それがこの写真である。名古屋城に雪が積もるのは、実に五十何年ぶり(Mの言葉だが)らしい。
それで私は「わかったわかった」と、そんな塩梅だ。
どうせ小さくて、なんだかよく解らないだろうが、とにかくMよ、約束は果たしたぞ。忙しいだろうが、どうか、これだけは読んでくれたまえ。

撮影者 M井H徳

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