常日頃の筋肉疲労を回復するべく、休日などに温泉へ浸かりに行く。温泉といっても、近所周辺にある大衆浴場なのであるが、この近辺は温泉土壌なのか数種の大衆的温泉場に恵まれている。
先日も、あまりの筋肉疲労っぷりにたまりかねて浸かりに行ってきた。そこは社会福祉だんだかで入浴料が200円と格安。他はだいたい、400円近くなのだ。ただ、そういうこともあってか、それとも平日の昼間に行くからなのか、周りはお年寄りばかりだ。
そこには打たせ湯(高いところから湯が落ちてきて、そいつを肩なんぞにあてるとえらく気持ちが好い)があって、ほどよく半身浴を施したあとにその場へ移り「あ゛~~極楽極楽~」というのがなんとも言えず大往生的な気分にさせてくれる。
そのときも、さてそろそろ打たせ湯へ、と、目を向けてみると一人のじぃさんがすでに極楽気分に酔いしれていた。
だがその格好が凄かった。上から落ちてくる湯を、肩ではなく腰にうけていたのだが、それがまた前方の腰掛に手をつき、尻を突き出す感じで落ちてくる湯をいい具合に腰に受け止めようとなまめかしく動かしている。そしていい具合になると「あ゛~~」だの「お゛ぉ゛~~」だのと声をあげている。
上から落ちてくる湯がなければ、それはまさにカマ掘られている老人の姿としか見えなかった。
頼むからそのまま、往生してくれ……そう思った午後の調べ。
先日も、あまりの筋肉疲労っぷりにたまりかねて浸かりに行ってきた。そこは社会福祉だんだかで入浴料が200円と格安。他はだいたい、400円近くなのだ。ただ、そういうこともあってか、それとも平日の昼間に行くからなのか、周りはお年寄りばかりだ。
そこには打たせ湯(高いところから湯が落ちてきて、そいつを肩なんぞにあてるとえらく気持ちが好い)があって、ほどよく半身浴を施したあとにその場へ移り「あ゛~~極楽極楽~」というのがなんとも言えず大往生的な気分にさせてくれる。
そのときも、さてそろそろ打たせ湯へ、と、目を向けてみると一人のじぃさんがすでに極楽気分に酔いしれていた。
だがその格好が凄かった。上から落ちてくる湯を、肩ではなく腰にうけていたのだが、それがまた前方の腰掛に手をつき、尻を突き出す感じで落ちてくる湯をいい具合に腰に受け止めようとなまめかしく動かしている。そしていい具合になると「あ゛~~」だの「お゛ぉ゛~~」だのと声をあげている。
上から落ちてくる湯がなければ、それはまさにカマ掘られている老人の姿としか見えなかった。
頼むからそのまま、往生してくれ……そう思った午後の調べ。