ウチはパソコンのあるリビングと寝室がちょっと離れている。妻は夜10時を過ぎると早々眠りにつく。彼女は寝ちゃうと、もう起きない。たまに小用で起きてくるけれど、トイレは寝室の前なので顔を合わせることはない。だから、妻が寝てしまえば私の天下なのだ。
それが先日の夜半、どうしたワケか突然、妻がリビングに現れた。なにやら寒かったらしく、寝ぼけ眼ながらも羽織るものをとりにきた模様。
いつもならその時間帯は、ヘッドホンをかましてエロ動画でシコシコやっている頃だったのだが、そのときは珍しく、本当に、珍しく、小説の執筆に勤しんでいた。おかげで哀れな、というか最悪の姿を妻に見られることはなかった。
しかし、見られてないのに心臓がドキドキしてた。「ど、ど、どした?」とか不自然にどもったりしてた。でも、とっさに体を傾けてパソコン画面を誇示することは怠らなかった。なんせ、いつもは裸のおねぇちゃんが喘いでる姿ばかりの画面だが、このときには文字の羅列しかない。
「オレは夜毎、真面目に小説を書いているのだよ」そう、誇示した。
妻も寝ぼけ眼ながら「ああ、真面目にやってるな」と思った、と思う。
妻が去った後、私は高鳴る胸の鼓動を抑えながら感謝した。
オナニーの神様どうもありがとう、と。(広瀬香美っぽく
それが先日の夜半、どうしたワケか突然、妻がリビングに現れた。なにやら寒かったらしく、寝ぼけ眼ながらも羽織るものをとりにきた模様。
いつもならその時間帯は、ヘッドホンをかましてエロ動画でシコシコやっている頃だったのだが、そのときは珍しく、本当に、珍しく、小説の執筆に勤しんでいた。おかげで哀れな、というか最悪の姿を妻に見られることはなかった。
しかし、見られてないのに心臓がドキドキしてた。「ど、ど、どした?」とか不自然にどもったりしてた。でも、とっさに体を傾けてパソコン画面を誇示することは怠らなかった。なんせ、いつもは裸のおねぇちゃんが喘いでる姿ばかりの画面だが、このときには文字の羅列しかない。
「オレは夜毎、真面目に小説を書いているのだよ」そう、誇示した。
妻も寝ぼけ眼ながら「ああ、真面目にやってるな」と思った、と思う。
妻が去った後、私は高鳴る胸の鼓動を抑えながら感謝した。
オナニーの神様どうもありがとう、と。(広瀬香美っぽく