雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

勇み足サミー

2006-11-11 | 雑記
 朝晩めっきり寒さが厳しくなってきた今日この頃、我がマンション在住のチャイニーズ・ガールたちも、この北陸の寒さに身を縮めていました。

 先ほど、エントランスでエレベーターが来るのを待っていた私。ふと、外に目を遣ると、どしゃどしゃ降りつける雨から逃げ惑う様にチャイニーズ・ガール三人がコチラに向かってくるではありませんか、私は
(おぉ、何かイイネタ、ありそな予感)
 などと思っていると程なくエレベーターが降りてきた。
 ガールたちはポストを確認しながら異国の言葉で何やら捲くし立てている。
 私は、もちろん、エレベーター『開』のボタンを押してガールたちが来るのを待っていました。
 ガールの一人がそんな私に気付き
「アー、シマセーン」
 たぶん、「すいません」だろう。

 ガールたちはキャイキャイ云いながらエレベーターに入ってきました。

「シマセーン」「コバワー」「コバッ」 (コバッ?やはり一人だけ、ずば抜けてぎこちない)

 私が笑顔で会釈を返すと、ガールの一人が自らの両腕をさすりながら
「サムイネー」と笑顔で私に云った。
(やべ、ちょっとカワイイよ)

 すると残りの二人も
「サムイ」「サミー」(←この発音、ミーが下がるカンジで、うん『勇み足サミー』のサミーと一緒ね。やっぱ、ずば抜けた片言だよ)

 彼女らは二階なので、このやりとり、数十秒ですよ。でも、濃いでしょ。

 二階に着いて扉が開く。私がちょっとカワイイなぁと思ったコが「オヤシミナサーイ」と流暢に云うと、残りの二人は片手をサッと上げて「ジャ!」ってカンジで行っちゃいました。
 私は三人の後姿に
「オヤスミナサーイ!」
 と、声を掛け、『閉』のボタンを押した。

 私は少々火照った身体で、彼女らとのやりとりを反芻し、微笑を浮かべた。


 って云うか、なんか、だんだん親しくなっている気がするんですけど・・・。
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