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今日の一分

2013-04-24 22:55:28 | 日記
最近、歳のせいか涙腺が緩い。


足りない自分だけど、至らない自分だけど
少しは人の痛みや悲しみがわかるようになったかな。


泣けるシリーズです。



あるところに、交通事故でお父さんを失った母子がいました。
上の子は小学3年生、下の子は小学1年生でした。
お母さんは、生活を支えるために朝6時に家を出、
ビルの清掃、それから学校給食の手伝い、夜は料理屋で皿洗いと、身を粉にして働きました。
でも、そんな生活が半年、8ヶ月、10ヶ月と続くうちに、
身も心もクタクタになってしまいました。
いつしかお母さんの頭には、いつも死ぬことばかりが思い浮かんできたのです。
そんなある日、お母さんは朝でがけに子供たちに置手紙を書きました。
「おにいちゃん、おなべに豆がひたしてあります。これを、今晩のおかずにしなさいね。
 豆がやわらかくなったら、おしょうゆを少し入れなさい。」
その日も1日、くたびれきって帰ってきたお母さんは、
今日こそ死んでしまおうと睡眠薬を買っていました。
そんなことはまったく知らない二人の子供たちは、すやすやと眠っています。
その時、彼女は、「お母さんへ」と書いた、1通の手紙を眼にしました。
「お母さん、ごめんなさい。ぼくいっしょうけんめい豆をにました。でも、しっぱいしました。
だからごはんに、水をかけて食べました。お母さん、あしたの朝、もういちどぼくに豆のにかたをおしえてください。
そしてぼくのにた豆を一つぶだけ食べてみてください。ぼく先にねます。お母さん、おやすみなさい。」
このお兄ちゃんの手紙を読んだお母さんの目に、どっと涙があふれました。
「ああ、お兄ちゃんは、あんなにも小さいのに、こんなに一生懸命に生きてくれているんだ。」
お母さんはそう言って、お兄ちゃんの煮たしょっぱい豆を、涙と一緒に一つ一つ押し頂いて食べたのです。
それ以来、「一粒の豆」がお母さんの宝物になりました。
あの時のことを思えば、どんなことだって我慢ができるという、お母さんだけの「秘密の宝物」なのです。





「乳母捨て山」の話聞いたことありますか?
年老いた親を、子どもが背負って山に捨てるというやつです。
大昔、貧しさから本当にその風習があったそうです。
そしてこんなことがありました。
背負われている間、親は山の木の枝を折って落としましました。
やせこけた腕を一生懸命のばして、一本一本、折り続けました。
山奥に着き、自分を捨てて去っていく我が子に、親は言いました。
「目印に木の枝を折ったから迷わずに下るんだよ」
親ってこういうものです。






入社4年目で初めての結婚記念日の日。社内でトラブルが発生した。
下手したら全員会社に泊まりになるかも知れないという修羅場なのに、結婚記念日なので帰らしてくださいとは絶対に言えなかった。
5時を回った頃、T課長が俺を呼びつけ、封筒を渡して、
T課長
「これをK物産に届けろ」
と言う。K物産は、隣の県にある得意先で、今から車で出ても8時までに着けるかどうかすら分からない。
T課長
「届けたら直帰していいから」
と言うが、直帰も何も、K物産に届けて家まで帰ったら、きっと11時は過ぎるだろう。文句を言いたかったが、

「わかりました」
と言って封筒を預かった。中身を見ようとすると
T課長
「中身は車の中で見ろ。さっさと行け!」
とつれないT課長。
不満たらたらの声で

「行ってきます」
というと、課内の同情の目に送られて駐車場へ向かった。
車に乗り込み、封筒を開けると、一枚の紙切れが。
「結婚記念日おめでとう。今日はこのまま帰りなさい」
と書かれていた。
会社に入って初めて泣いた。






うちの娘3才は難聴。ほとんど聞こえない。
その事実を知らされたときは嫁と泣いた。何度も泣いた。
難聴と知らされた日から娘が今までとは違う生き物に見えた。
嫁は自分を責めて、俺も自分を責めて、まわりの健康な赤ん坊を産むことができた友人を妬んだ。
ドン底だった。
バカみたいにプライドが高かった俺はまわりの奴等に娘が難聴って知られるのが嫌だった。
何もかもが嫌になった。
嫁と娘と三人で死のうと毎晩考えていた。
ある晩、嫁が俺に向かってやたらと手を動かしてみせた。
頭おかしくなったんかと思ってたら、喋りながらゆっくり手を動かし始めた。
「大好き、愛してる、だから一緒にがんばろう」
手話だった。
そのときの嫁の手、この世のものじゃないかと思うくらい綺麗だった。
それで目が覚めた。何日もまともに娘の顔を見てないことにもやっと気付いた。
娘は眠ってたが、俺が声をかけるとニタッと笑った。
あれから三年。
娘の小さな可愛い手は上手に動いてる。喋ってる。








コメント
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