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ビキニ事件の表と裏

2007-08-06 08:44:41 | お知らせもの
きょうは62年前にアメリカによって広島に原爆が投下された日。
3日後、長崎にも原爆が投下され、
日本は戦争による唯一の被爆国になりました。

それから10年も経たない1954年3月1日、
アメリカは太平洋のビキニ環礁で水爆実験を行い、
(当時は米ソ冷戦下で、水爆実験競争が繰り広げられていた)
たまたまその近海で操業していた日本のマグロ延縄漁船
「第五福竜丸」が実験に遭遇、
船も乗組員もマグロも放射能を浴びてしまったのです。

「ビキニ事件」です。

ビキニ事件は、広島、長崎につづいて
日本にとって第三の被爆とも云われています。

第五福竜丸の乗組員のひとり、大石又七さんは
あの日、第五福竜丸に起こったことについて、そして
その後自分たちを襲った恐ろしい病気や精神的苦痛について
勇気をもって証言しています。

公の集会での講演、また子どもたちとの勉強会にも応じています。
私は、東京・新木場にある第五福竜丸展示館で
若者たちに事件を説明している大石さんに出会いました。
それまで経験したことのない病状、世間からの差別、絶望、
そして少しづつ明らかになる真実・・・
大石さんの口から語られることばは静かですが
怒りと悲しみに満ちていました。
何の罪も無い人が突然放射能の攻撃を受ける!
このあり得なさは広島長崎と同じでしょう。

大石さんが「命ある限り戦いつづけてゆく」というのは、
ビキニ事件を決して忘れて欲しくない、
核兵器の恐ろしさを知らなくてはならない、
ただただそれだけのようにきこえます。

大石さんがビキニ事件について語った3冊目の本が
出版されました。

『これだけは伝えておきたい ビキニ事件の表と裏』(かもがわ出版)

決して過去の話ではありません。
今そこにある危機です。




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2007-08-05 10:13:49 | お知らせもの
7月30日の【朗読もの】で話題になった(笑)ブログ、
その名も『石に漱ぎ流れを枕とすニュース』
ブックマークに貼り付けました。

管理人が独自の選別眼をもって選んだ
ニュースにならないニュース。

海の向こうでは、あ~んなこともこ~んなことも
起こっているのです。
そのすべてを網羅!?できるかどうかは別として
ニュースの端々をみてみると、今まで見えなかった
世界が見えてくる・・・やもしれませんよ。

英語と日本語が並列しているので
英語の勉強にも役に立つ!かもっ。

どうぞご活用ください。


浅草歩き

2007-08-04 20:30:39 | はしやすめ


浅草の歩き方は山ほどあるでしょう。
この日は、
雷門通り→国際通り→浅草通り→合羽橋道具街→
六区ブロードウェー→浅草寺→仲見世通り
と、まわってみました。

具沢山の味噌汁やお茶漬けに合いそうな椀と
人形焼きを購入。

ぶらぶら歩いて店を覗きながら発見の多いのが
浅草の魅力。
きょうも昔ながらの床屋さんをみつけました。
床屋さんといえば、小さいころ、父と一緒に床屋さんへ行って
髪を切られ、髭剃り用の泡を顔にぬられて
むだ毛を剃られた記憶が・・・。
熱い泡の感触を覚えています(笑)。
アレは今でも子どもたちに行われているのでしょうか?



「らぶきょう」な日

2007-08-03 22:59:52 | はしやすめ
東京・下北沢の駅の脇に
(本当に駅脇・・・駅に張り付くように)ある呑み屋
「らぶきょう」。

いま下北沢駅は小田急線の地下化に伴い大工事中です。
ここ「らぶきょう」もその影響をうけて
遠くない将来無くなるそうです。

カウンターに詰めて4人、青空席も含めて外のテーブルに15人
座れるかどうかという規模。
マスターがカウンターに入ってしまうと、注文した飲み物は
お客が運ぶのも当たり前な、肌寄せ合えるいい店です。
路地沿いにあるので、ふっと席に座ってしまい
そのまま居心地良く2,3杯お酒を呑んでしまいそうになる・・・
そんなお店です。

ここで、ある音楽CDジャケットの写真撮影がありました。
カメラのファインダー越しに写るバンドメンバーの姿は
ある時は「らぶきょう」の無国籍な雰囲気に溶け込み
ある時は「らぶきょう」を我がもの顔に(笑)陣取って
撮影は進んでいきました。

出来上がったら、ここでそのジャケットをご紹介しましょう!


あぁ、それにしても「らぶきょう」がなくなるのは
さびしいな。



映画『ヒロシマナガサキ』

2007-08-02 21:40:33 | お知らせもの
いま、東京の岩波ホールで
スティーヴン・オカザキ監督のドキュメンタリー映画
『ヒロシマナガサキ(原題;WHITE LIGHT/BLACK RAIN)』が
上映されています。

映画の中に現れる14人の被爆者が振り絞るように語ってくれた証言、
原爆投下に関与したアメリカ人4人のインタビュー、
「その時の」アメリカ政府、「その時の」日本、
被爆直後の人々の惨状を映した映像、写真、
そしていまの日本。

ナレーションは一切なく、過去に現在に
そこに生きている人が話すことばが
すべてを語り映し出してくれました。

監督はこの映画作りに25年の歳月をかけたそうです。
その映画が訴えること、それはひとつしか考えられません。

是非観に行ってください。


映画『ヒロシマナガサキ』公式サイト

洗心

2007-08-01 13:28:19 | はしやすめ



心を洗う。
暑い夏にぴったりのことばではないでしょうか。

照りつける太陽。
滲む汗。
喉の渇き。

ついつい暑さにだれてしまいますが、
“洗心”ということばを体に入れると
精神にすぅーっと涼を得たように思えます。


いま思い出しましたが、むかし父が
「心頭滅却すれば火もまた涼し」
ということばを子どもの私に教えてくれました。
何がきっかけでそんな流れになったのか
全く覚えていませんが、父のことばと云えば
「和をもって尊しとなす」
とともに思い出します。