NHKの朝ドラで「花子とアン」を放送中ですね。
「赤毛のアン」は息子と入院中にいつも持ち歩いて読んでいた本で、
個室の灰色の中で、気持ちはカナダの森の中に飛んでいました。
同じ作者の本に「少女パレアナ」という本があります。
ポリアンナ物語と同じ本だと思います。
小学校の頃、教会の本棚で見つけて読んでいました。
パレアナはどんなに辛い時にでも「良かった探し」をするのです。
ポジティブ思考の生き方ですね。
私も真似して生きてみようと思い、子ども時代から
息子を育てている時まではずっとパレアナ流生き方でした。
息子を育てている時は、それがとても役立ったと思います。
けれども、息子がなくなった後、その生き方では生きられませんでした。
ポジティブな気持ちにはどうしてもなれません。
それどころか良からぬ思いばかりが浮かび、
生きる気力もなくしてしまいました。
ポジティブに生きようとすればするほど、自責の念も湧き上がってきます。
ポジティブに生きようと思っても歯車が空回りするだけでした。
その後、岡部明美さんの「カウンセラー・セラピスト養成講座」に8か月通いました。
今までの自分の生きて来た道を振り返り、
それまでポジティブ思考で閉じ込めて来た「本当の感情」を探し、
それを感じるのはとても怖いのですが、感じてみることにトライしてみました。
閉じ込めていた感情をしっかりと感じると
その感情は流れていきます。
その作業をひとつひとつやってきて、
少しずつ気持ちが軽くなり、ようやく今があります。
ポジティブ思考の良い面もありますが、
人生のエアポケットに落ち込んだ時のポジティブ思考の危うさを
身をもって体験しました。
ポジティブ思考の裏に隠れている「本当の感情」を感じることが大切なようです。
本当の自分の感情に気づく。
そして感情と同化してしまわないで、ちょっと上の方から自分を眺めてみる。
とても難しいのですがここがポイントです。普通は同化してしまっています。
とても怒りが湧いてくる時に、あ~、私怒っているんだ、と気づいて、
それをただ感じてみる。そうすると怒りの感情が内側にとどまらないで流れていきます。
ちょっと練習が必要です。
子どもが泣いている時、怒っている時は
ご両親の見守りの中で(安心、安全の中で)たくさん泣いたり怒ったりさせてあげて、
本当の自分を出しても愛してもらえるんだな~と
体感させてあげることが大切なのではないかと思います。
その時、大人はまず共感「悲しかったんだね~」「悔しかったんだね~」
それから、大人が教えたいことがあれば教えてあげればいいですよ。
順序が逆だと、特に小さい子どもは右脳の方が優位なので、無理があるのです。
今月は息子の命日月。
以前のような苦しさ辛さはなくなりホッとしています。
目には見えないけれど、いつも側にいてくれる息子と共に
人生の後半、一日一日を大切に生きようと思います。
「赤毛のアン」は息子と入院中にいつも持ち歩いて読んでいた本で、
個室の灰色の中で、気持ちはカナダの森の中に飛んでいました。
同じ作者の本に「少女パレアナ」という本があります。
ポリアンナ物語と同じ本だと思います。
小学校の頃、教会の本棚で見つけて読んでいました。
パレアナはどんなに辛い時にでも「良かった探し」をするのです。
ポジティブ思考の生き方ですね。
私も真似して生きてみようと思い、子ども時代から
息子を育てている時まではずっとパレアナ流生き方でした。
息子を育てている時は、それがとても役立ったと思います。
けれども、息子がなくなった後、その生き方では生きられませんでした。
ポジティブな気持ちにはどうしてもなれません。
それどころか良からぬ思いばかりが浮かび、
生きる気力もなくしてしまいました。
ポジティブに生きようとすればするほど、自責の念も湧き上がってきます。
ポジティブに生きようと思っても歯車が空回りするだけでした。
その後、岡部明美さんの「カウンセラー・セラピスト養成講座」に8か月通いました。
今までの自分の生きて来た道を振り返り、
それまでポジティブ思考で閉じ込めて来た「本当の感情」を探し、
それを感じるのはとても怖いのですが、感じてみることにトライしてみました。
閉じ込めていた感情をしっかりと感じると
その感情は流れていきます。
その作業をひとつひとつやってきて、
少しずつ気持ちが軽くなり、ようやく今があります。
ポジティブ思考の良い面もありますが、
人生のエアポケットに落ち込んだ時のポジティブ思考の危うさを
身をもって体験しました。
ポジティブ思考の裏に隠れている「本当の感情」を感じることが大切なようです。
本当の自分の感情に気づく。
そして感情と同化してしまわないで、ちょっと上の方から自分を眺めてみる。
とても難しいのですがここがポイントです。普通は同化してしまっています。
とても怒りが湧いてくる時に、あ~、私怒っているんだ、と気づいて、
それをただ感じてみる。そうすると怒りの感情が内側にとどまらないで流れていきます。
ちょっと練習が必要です。
子どもが泣いている時、怒っている時は
ご両親の見守りの中で(安心、安全の中で)たくさん泣いたり怒ったりさせてあげて、
本当の自分を出しても愛してもらえるんだな~と
体感させてあげることが大切なのではないかと思います。
その時、大人はまず共感「悲しかったんだね~」「悔しかったんだね~」
それから、大人が教えたいことがあれば教えてあげればいいですよ。
順序が逆だと、特に小さい子どもは右脳の方が優位なので、無理があるのです。
今月は息子の命日月。
以前のような苦しさ辛さはなくなりホッとしています。
目には見えないけれど、いつも側にいてくれる息子と共に
人生の後半、一日一日を大切に生きようと思います。