子育てにキラッと魔法をかける ろっこのブログ 「ろこ はうす」

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新潟県長岡市青葉台

長岡療育園の親子療育キャンプにて、お話させていただきました。

2015-08-31 09:29:58 | メディア等
長岡療育園は亡くなった息子がお世話になった場所です。

就学前の「コアラさん」という親子療育の時間に主に参加させていただいていました。

3歳過ぎた頃から発作がひどくなり、他の場所にはなかなか行けず、

医療の整っている療育園に通わせていただくことにしました。



息子は0歳から団地のようなところで育ちました。

そこには広い中庭があり、

赤ちゃんから中学生まで、色んな子ども達に囲まれた環境で育ちました。

息子は歩けなかったので、私が抱っこしながら

他の子ども達とウルトラマンごっこをしたり、滑り台を滑ったり。

自転車を貸してもらったり。

訓練の時に応援してもらったり。

今から思い返せば、みんなの中で育った最初の2年間が

息子にとっては一番楽しい日々だったのではないかなぁと思います。



療育園に通い始めた頃は今の家に引っ越していました。

そんな大勢の中で育ってきた息子なので、

やっぱり集団の中に入れてあげたいなぁという想いがあり、

療育園に通い始めたのです。



療育キャンプは高柳の「こども自然王国」で開かれました。

あの頃の懐かしい顔がチラホラ。

コアラさんのメンバーも4名発見!

みんな大きくなっていてビックリでした。でも面影はそのまま。

本当に懐かしく、みんなが愛しく、かわいかったです。

初めて出会ったお子さんも、そっと手を伸ばして私の手を握ってくれました。

私が遊んでいたおもちゃに興味があったようです。

「一緒に遊ぼう」と言ってくれていたのかな^^


やはり、色んな想いが交錯してしまい、

HNKさんの取材の時よりも何が何だか分からなくなり・・

やっとのことでお話して来ました。




やはり、障害があろうがなかろうが、基本は一緒。

子どもの幸せの出発点は家庭にあります。

お父さん、お母さんとの関わり、触れ合いの中にあります。


重度障害をもつお子さんはある意味、人生の先生なのです。

全てを誰かにお世話してもらわなければならないということは、

本当は、お世話する側よりも大変なのだと思います。

何かをしたくても、してもらうまで何も出来ないし、

寂しくても誰かが気づいてくれるまで、そのままで待つしかないのです。


一人の存在をあるがままを受け入れることが大切、ということを

私たちに教えてくれる先生なのです。

そのことを話したかったのに、なんだかうまく話せないで終わってしまいました。

ごめんなさい、一緒に過ごせた時間をありがとうございました。



*写真は息子と中庭で