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テルマエ・ロマエ 大事なシーンの欠落

2012年04月30日 23時34分58秒 | 映画レビュー

 

 

 

 

テルマエ・ロマエを観てきました。
原作は漫画であり、最近有名になったんじゃないかな。
私も立ち読みでサラサラっと読んだので、大体の雰囲気はつかめました。



ストーリーは、古代ローマで新しい風呂作りに悩む主人公。
ふとしたキッカケで現代の日本にタイムトラベルしてしまう。
そこで圧倒的な文化レベルの差に衝撃を受けながら、古代ローマで日本の風呂作りを真似ていく。 
というもの。 




この作品は真面目にみる作品ではなく、
椅子にだらけて座って、ポップコーンを食いながら、
シュールなギャグシーンで笑う映画です。
前半のシュールなシーンはなかなか笑えることができた。


また、セットの質も高く、
海外ドラマの ROME という作品で使われた広大なセットを使っているので、
安っぽいセットで、ゲンナリすることはないでしょう。ただしシュールなシーンばかり撮っているけど。 

 

 

 

前半だけならオススメの映画になっていたんだけど、
後半に出てくる、上戸彩演じる売れない漫画家。こいつがやっかいだ。
後半は少し真面目なシーンが入ってるんだけど、もうちょっと何とかならなかったのだろうか…。
絡ますなら、もうちょっと最初から絡ましたらどうなんだろう。


最後のほうになって突然真面目な台詞が連続するのは…。
あそこで失笑でもしてください、ってくらいの台詞でした。
もうちょっとなんとかなったんじゃないかな?漫画家はそれほど重要な役にしちゃダメな気がした。 

 



 

また、納得出来ないのはこの映画は入浴シーンが多い作品だ。
主演の阿部さんは肉体を披露し、ウホッいい男状態。
共演が上戸彩ということで、やはり入浴シーンでサービスシーンが必須である。


こちらは1000円以上払っているので、
自慢の脂肪の塊(豊かな乳房の意)でも見せてくれればいいのに、
映画では最初のほうでチラっと見えるだけである。


これでは納得いくはずはない。
ここが日本でなければ観客から罵声が浴びせられるはずだ。
しかも、期待してない台詞ばかりだ。失望した、としか言えない。
クール気取ってんじゃねぇ!と誰かの声が聞こえた気がした。いや、俺の心の声か。 

 

 

 

脇役がうるさ過ぎた作品だと思う。
またサービスシーンという見せ場も欠落し、
男の裸ばかり写っているという、なんともホモ臭い映画になってしまった。
ただ、前半の出来は結構いいと思うので観たいなら1000円デーの時にオススメします。