旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

関西線と伊賀鉄道 伊賀上野の旅

2019-11-16 15:05:01 | 
 難波で文楽の心中天網島の浄瑠璃に酔った後、天王寺駅から関西線にて伊賀上野市に行きました。
朝ホテルから見た上野城


伊賀鉄道のラッピング列車は女忍者、忍者市駅(こちらのうどん県に負けていません)



伊賀上野では芭蕉記念館を訪ね自筆の短冊などを見ました。展示に当時の俳諧の様子がありましたが、芭蕉が始めた歌仙についての説明が欲しかった。歌仙の聖・芭蕉さんの誕生地だからもちょっと力を入れた展示を期待していました。残念。

関西本線で鈴鹿峠の関駅へ


案内書で東海道と大和街道、東海道と伊勢街道の2つの追分があると言われて行って見る事に。
伊勢街道の分岐の東の追分に建つ鳥居は伊勢神宮の遷宮の折に建て替えられたものを使用しているとか。エコだ。


駅からここまでの雰囲気は街道真ん中の建物群よりも良い。
西の追分は、大和街道との分岐点。




関まちなみ資料館 元は町家だったとか、細い格子の窓を内側から眺める事はあまりない。
街を上空から見た大きな写真がありました、全てのお家が東海道に向けて平入りだ。珍しい。



関駅から柘植駅 柘植駅から草津へ出て東海道線の新快速で三宮、こちらは早い。
柘植駅の1番ホームは明治23年関西鉄道の築でフランス積み、近くのランプ小屋は残念イギリス積みでした。讃岐鉄道の橋梁のフランス積みと言い明治の鉄道マンはロマンチストかな。


隣の加太駅は「かぶと」と読む面白い。




国立文楽劇場で「心中天網島」

2019-11-16 14:59:09 | 日記
物語は女の義理で夫となじみの遊女が心中に至ると言う複雑な筋立てで、太夫の語りを聞いているだけではよく分からない。予め筋書を理解して見る必要があります。


中学生が団体で来ていました、我々が同じ頃にはラジオで浪花節がよくかかっていました。文楽も一度は見ておくと、何かの時に思い出すのかも。
舞台の上に浄瑠璃のセリフが投影されるが高い所で、人形を見ていると忙しい。舞台の下の方に工夫できないものかと思った。

近松門左衛門の傑作と言われている期待してゆきました、筋書の複雑さもあり難しかったが、道行の「名残の橋づくし」の場面は思った以上に良かった。