旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

「ハニー句会」 2021年十一月例会

2021-11-06 13:18:46 | お仲間たちと
2021年12月20日の愛媛新聞に掲載されました。


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   作者
選句 俳句
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八木健
吉 長生きも勲章ものよ文化の日
二 マジックの小道具にせむけむり茸
吉 しつつこい人新松子(しんちぢり)の脂みたい

上甲彰
玉 尾身会長見納めの十一月
  初めての家賃税金三十路冬
吉長 仮装してハロウィン選挙清き一票

吉川正紀子
玉上長二八 束縛をとかれて枯れ葉宙に舞う
玉長  いたちごっこや庭の落ち葉と竹箒
二   初霜に好きだと聞いて胸キューン

向井将央 欠席
吉玉長 指先のどんぐりゆらりやじろべえ
二  切り株に柿もぐ君の自慢顔
  記念日か車ナンバー冬の朝

玉乃井 永
  冬紅葉閻魔の使い追い返す
  冬めくや灯油スタンド列をなす
  特売の列に鎮座の鍋野菜

長井知則
  GOTOで周遊するか神の旅
八  庭に穴亥の子の童今は無く
上八 栃錦硝子に挟み青写真

二神重則
上 朝露の世をキラキラと猫じゃらし
  黄色地に紅を渡して稲穂かな
  穂芒に顔なでられて後の月

新井文子 欠席
上 灯り消え一人ねぐらに十三夜
八 二期作は遠い昔か秋日和
  記念日に妻の酌する濁り酒