漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

3年丹羽健太

2023-12-28 11:55:51 | 日記

 

こんにちは

丹羽健太です。2023年も残り数日となりました。お世話になった皆様、1年間ありがとうございました。

さて、皆様にとって今年はどのような1年間でしたか?

 

実は、私は高校3年の秋から毎日日記を書いています。

今日はどんな事があって、何を思ったのか、良かったことや嬉しかったこと、出来事など適当に書き留めるのが寝る前の習慣になっています。

 

年末に毎回見返すのですが、色々な出来事があって本当に面白いんです。

色々な人に出会って、色々な感情の変化があって、やりたいこと、頑張りたいこともちょこちょこ変わっていたりして、とても面白いです。

 

年末の日記だし、何書こうかな〜って考えながらペラペラ見返していたのですが、

今回は、75周年式典でのある方のご挨拶でとても印象に残っている御言葉があったので、そのことについて少し書かせてください。

(日記の最後では少し同期旅行についても書きます。)

 

先日行われた、75周年式典ではたくさんのO B O Gの皆様、普段お会いできない大学の教授や関係者の皆様など、部を支えてくださる多くの方々にお会いする事ができました。お話しできたことはとても貴重な機会でした。

 

ある方からの全体のご挨拶の中でとても印象的な御言葉がありました。

 

それは、

 

 さまざまなバックグラウンドを持った人々が集まる立教ボート部で、「組織に求められている自分の役割とは何か?」を考えて行動することが大切である。

 

ということです。

 

皆さんはこの言葉についてどのように考えましたか?

 

最近読んだ本にも似たような事が書かれていたこともあり、意識していたことではあったので私自身とても印象に残っていました。

 

 立教ボート部は他大学のボート部とは異なり、他競技から転向した未経験者と、経験者が合わさって一つのボートを動かしています。マネージャー、トレーナー、選手など役職も異なれば、その人の過去、バックグラウンドも大きく異なっているというのが特徴です。

 

大学一年生でボート競技に出会い、最後の学生生活をボートに捧げようと決意した人達がいること。

ボートで結果を残して、また、残したくて推薦で入部してきた人達がいること。

 

これってこの組織(部)の強みだと思っています。

 

経験者も未経験者もきっとこれまでの競技生活で本当に様々な経験をして色々なことを学んできたと思います。

 

私自身は、これまでの人生でサッカーに捧げてきた時間が圧倒的に多いです。少し周りを見渡してみれば、バスケットボール、陸上、野球、またスポーツ以外の時間に多くを捧げてきた人たちが集まっています。

 

で、何を言いたいのかというと、この多様な人々が集まる組織の中で、「自分の役割とは何なのか?」について意識的に考えてもっと積極的に体現していくべきだと思うんです。

 

例えば、これまでボートをしてきた経験者の選手は、短い大学4年間という競技時間ではたどりつく事ができない知恵や考え方を持っているかもしれません。

 

一方、他競技から転向してきた人は、ボート競技では学べないような経験をしていると思います。

選手以外でも、マネージャー、トレーナーも過去の競技経験、またスポーツ以外でも様々なことを考え、今に至っていると思います。

 

バックグラウンドは違っても、「今、ボートの世界にいて、同じ目標に向かって走っている」ということは皆同じです。

 

 

 

組織での「自分の役割」について考えて、体現することは組織にとって「価値」になります。

 

「その人が存在する価値」です。

 

 

役職についていても、肩書きがあっても、監督コーチ先輩などから言われた指示やタスクをただこなすだけでは「価値」にはなりません。

 

自分がこの組織にいる意味ってなんだろう。自分はどのような価値を生み出しているのだろう。自分らしさってなんだろう。

 

 

一人一人が組織に存在する意味、価値を積極的に体現できるようになればチームはもっと強くなると思います。

 

 

 

例を出します。

 

今年、同期の雄恒は、彼自身の長い競技人生で得た知識や考え方を部のメニューに落とし込んでくれました。雄恒が怪我していて練習ができていない時期に、「自分ができること」として、長い競技経験で得た知見や研究を援用して部の強化について考え、提案したのが始まりでした。

 

同期の瑞稀は得意な観察力とコーチング力を活かして新人育成をしてくれました。

 

 

これが「価値」であり、組織の中で自分らしさを体現した例だと思います。

 

ボートに関係することでなくてもいいと思います。

寮生活をしている中で、ボート部に関わる中で、自分らしさや自分の強みを表現してほしいです。

 

私が1年生の時に新歓につながるYouTube動画をひたすら作っていたことや、2年生の時にインカレのモチベーションムービーを作った事は、私なりに自分自身の「組織の中での役割」や「自身の価値」を考えた結果でした。先輩からの指示でもなんでもありません。直接結果に結びつくことでもありません。

こんな小さなことでもいいと思います。

 

自分は何が得意で、自分らしさは何なのか。

それが組織の課題を解決し、組織がまとまり強化する作るきっかけになるはずです。

 

また、先輩や監督コーチ陣は部員一人一人がチームにもたらした価値を見逃さず評価する事がとても大切なことであると思います。

 

アクションしやすい雰囲気作りも大切です。

オープンマインドで互いに認め合い、吸収し合う事。それぞれが持つ価値を受け入れる事が大切なのかなと思います。

 

組織に求められている自分の役割とは何か?

 

私も考えていきます。皆さんもぜひ考えてみてください。

 

 

 

最後に、

 

26日、27日で同期旅行に行きました。

 

毎年の年末の恒例行事です。

1年次では箱根、2年次では熱海に行ったのですが、今年は軽井沢に行きました。

 

 

コテージでゆったりと過ごしました。

贅沢で楽しい時間でした。

雄恒が来られなかったのは残念でしたが来年こそみんなで行きたいです。

 

少し写真を載せます。

 

 

 

皆様良い年をお迎えください。

以上です。

 

 

 

次回は、

 

あるカードを売り買いして小遣いを稼いでいる山田雄恒です。

せどりってセンスがなければできないので羨ましいです。

 

お楽しみに!

 

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