Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

また吉野へ

2008-05-12 23:13:39 | 日常
先週土曜日は再び奈良県吉野へ。まだ片付けが残っていたので。
連休中にあったパーティは東京からたくさん人が来て、楽しかった。でも準備のプロセスで、関わってくれる人達への関わり方のデザインをまちがえたな、と少し反省。準備チームは即席で集まった短期集中メンバーなので、複数の、趣味も嗜好も違う人達がそれぞれやりたいと思っていることを1つの場に持ち込むと、それはそれはリアルなせめぎ合い。でもこの遊びの経験からまた学びました。大変さも、おもしろさも、自分から動いてとりにいく、ってことは変わらない。

パーティを行ったミュージアムに着いたら先に着いていた同僚がランチにタコスを用意していてくれた。
到着してさっそくお昼ごはん、ってうれしい!(写真を撮り忘れたわ)タコスランチはアメリカを思い出すわー。
それから会計の処理をして、雨の中、吉野でお世話になった方々へ挨拶へ。

○竹林院

吉野で由緒ある宿坊。いいお宿です!ここの女将さんは本当にステキな人。
「あら、寄っていってください」とコーヒーでおもてなし。吉野水でいれたコーヒー。オイシカッタ。
いつも5~60名を率いてのバタバタとした宿泊なので、一度ゆっくり本気で泊まりたい。

○横矢芳泉堂
パーティで100人分のくずを用意して頂いた、お世話になっているご夫妻。
バットを返却にいったらここでもお茶をふるまわれ、しばし団らん。

○米屋のくずもち

竹林院さんの少し下。
プリっぷりのくずもち。甘さ控えめのおはぎ。美味しい!ここでもお茶タイム。
11年両親の介護生活をしてきた女将さんから素敵な話をきく。「遊び」って大事だね。

行く先々でお茶をいただくと、なんだか吉野にふわっと身を寄せられるようなあたたかさを感じ、この土地が心理的に少し近くなったような気がします。外は、ザーッという雨と霧。霧の冷気は独特の香りだね。思い切り深呼吸。観光客も少なくてひっそり。こんな日もいい。


山を下れば木立に目を見はる。ほっそりとした幹を真っ直ぐに天に向かって伸ばす吉野杉の大群が印象的。車で通り過ぎると、自分が動いているスピードのせいで、木立の間隔がより密になって縦格子のように見える。おびただしい数の縦線と白い霧のコントラストが動いていく。すべて人が植えた人工林だと聞いているけど、美しいものは美しい。

学校でもなく、職場でもなく、家でもない。週末に来られる場所があるって素敵なこと。
なんだかよくわからないうちに日々終わってしまうウィークデイを、ちょっとメタな視点で見返すことのできる時間と場所があるっていいな。
コメント
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