Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

ペルー、マチュピチュを去る

2013-09-09 22:55:25 | ペルー
私と母はマチュピチュ村でのホテルは3泊分とっていたのですが、来てみたらそんなに日数いらん!ということになり、3泊目は切り捨ててクスコへ一日早く帰ることに。マチュピチュ遺跡は2日あれば十分堪能できます。入場料も毎日かかるしね。

私達のマチュピチュ遺跡観光のしかた:
●1日目:
・クスコからマチュピチュ着(3時間)
・午後一でガイドさんを雇って遺跡全体を観光(2時間)
・「インカの橋」までちょっとしたハイキング(1時間半)


やっぱりここ、遺跡を一望できる場所から職場の Tシャツで記念撮影しといた。同僚との約束を果たす(笑)。

●2日目:
・朝からワイナピチュ登山(4時間)
・ランチはサンクチュアリロッジでビュッフェ(一人$40!ペルーでこの値段!高すぎだよ~)
・午後は「太陽の門」までインカトレイルをハイキング(3時間)


「太陽の門」って赤い矢印のところにあるんです。マチュピチュ遺跡から、インカ時代から続くインカ道を歩いて約1時間半ほど、でもひたすらゆっくりな上り坂なのでこれも体力必要。足下は石畳とは言え、かなりごつごつ&ごろごろなので常に足下を見ていないと転びます。





こんな感じでマチュピチュは思う存分楽しめました!
ちなみに、母が日本から持ってきていたこの雑誌がとても役に立ちました。


るるぶから出ているペルー情報雑誌です。
今回ペルーで会った日本人観光客の中にもこの雑誌を持っている方がけっこういましたよ。
特にマチュピチュ遺跡に関する記述が詳しくビジュアル的にもとても親切に書いてあるので助かりました。わざわざガイドさんを雇って遺跡を案内してもらったけれど、実はほとんどがこの雑誌に書いてあることだったなぁと後で気がついたり。要は、インカ帝国って字を持たない文化だった(記録を全く残していない)ので今でも「不明」なことが多いのね。逆に言うと、分かっていることが少ない=情報量が少ない、というか。

ともかくこの雑誌おすすめですよ。遺跡内の地図が特に助かります。

で、3日目はホテルでのんびりするとか、ふもとのマチュピチュ村を散策するとかでもよかったのですが、なんというか泊まっていたホテルが好きになれなくて(ネットとか夕食とか)、クスコ帰りたいな~ってなってた(笑)。この頃には私も仕事のことでサンフランシスコとやりとりしないといけないことがたまってきてて、ネットが必須だったの。

旅の予定はフレキシブルに~。

予定を早めた分のクスコのホテルを余分にとらないといけなかくなったので、マチュピチュからクスコでお世話になったホテルへ電話。
「1日早くクスコへ帰ることにしました。明日お部屋あいてますか。」
「1部屋だけ空いてますよー、どうぞどうぞ」
で直前予約が成立。
フロントのお姉さん英語がしっかり通じるので安心です。明日は一路クスコへ。

ペルー、マチュピチュでついにワイナピチュ登山!

2013-09-09 12:21:31 | ペルー
マチュピチュ2日目はワイナピチュ登山の日でした。
ワイナピチュ山とは、マチュピチュ遺跡の背後にそびえ立つ尖った山(写真では赤い矢印の山)。

「あんなそそり立ってる山、どうやって登るのー!?」が私の最初の感想。
でも登れるらしいです。
登山道の傾斜が急すぎて毎年何人か滑落事故に遭う人がいるらしいけれど、でも、登れるらしいです。それも一日限定 400人だけ(許可証チケットを事前に購入する必要あり)。

私はなんの前知識もなかったので行き当たりばったりでマチュピチュ村のツーリストインフォへいき、すんなりと翌日分のチケットを買うことができましたが、昨日のガイドさんに言わせると本来なら何ヶ月か前に予約して購入するほど人気なのだそう。へぇー、私達ラッキーだったのかな。母はマチュピチュに来たらぜひともこの山に登りたいと言っていたのでチケット購入の時点でアウトにならなくてよかったです(ほっ)。

「ワイナピチュ」はインカ民族の言葉ケチュア語で、young peak(若い峰)という意味なのだそう。それに対して「マチュピチュ」は old peak(老いた峰)という意味です。さて、一日限定 400人のみが登頂を許されるというワイナピチュ山。実は時間にも制限があって、最初の 200人は朝 7~8時の間に登山口ゲートに集合、あとの 200人は朝 9~10時の間に集合、ということになっていました。私達がとったチケットは最初の朝はやい組。ということで朝6時半にはホテルを出て、再びバスでマチュピチュ遺跡まで上がりました。


朝7時ごろのマチュピチュ遺跡。まだ人が数えるほどしかいない。
母と目の前に見えるワイナピチュ山を目指して歩く。まだ身体が起きてない感じ。


遺跡の広場を横切って指定のワイナピチュ登山口まで急ぎます。朝もやバックの遺跡もまた素敵。


そしてたどりついた登山口。まだ朝7時半前だったけれど、もうすでにこんなに人が並んで入山手続きを待っていました。リャマもお出迎えしてくれてました。


さぁいよいよ登っていきます。よく見ると、石の階段があるのがわかるでしょう?道が急すぎて、コースのほとんどが石積みの階段になっていました。


ときどきこんな崖を登るような感じのところもあり、手を使い足を使い登っていくのですが、脇にロープがついていたのでとても助かりました。厳しい傾斜ばかりなので軍手を持ってくればよかった、、、と少し後悔。素手でも大丈夫だけど手袋してたほうが心強いと思う。


心臓やぶりの崖道をはい上がること 3~40分。ワイナピチュ山のてっぺん付近に遺跡が見えてきました。今見ると母のリュックサックはずいぶんパンパンだなぁ、、、。(これからワイナピチュ山を登る人は荷物は少なく+すべらない軍手でいくことをオススメします。)

そして、、、だいぶ頂上に近いところ。
見晴らしが良すぎる!


ひゃっほう!
ここまでくると、左につづら折りのバス道、ハイラムビンガムロード。右にはマチュピチュ遺跡を見下ろせます。やったー、ついに登れたね。

前日までこの登山に恐れおののいていた私達。登山道がかなり険しく、入場者制限もあるし、毎年滑落事故が起きている危険な山だって聞いていたので。それに母は 66歳だし。私は私で登山靴は持ってこなかったし(ふつうのウォーキングシューズ)、、、大丈夫なのか??って。でも、登り始めて1時間ちょっとでようやく登頂!母の夢もかなったか。


私は職場の Tシャツきて記念撮影。
(エクスプロラトリアムの同僚の間でこの Tシャツを着て世界各地で写真を撮ってくる、というのが流行ってるの、笑)


ここが頂上です。頂上は大きな岩がごろごろしていて、ゆっくり立てるスペースがあまりないです。人もいっぱい!日本人の方も多かったです。やっぱり人気なんだなぁ。


頂上の岩に立って、遺跡と反対側を見下ろす。
落ちたらまっさかさまに下まで転げていきそう。

ワイナピチュ山の標高は 2570m そんなに高い山じゃないのね。でもとんがりすぎてて怖い!
帰りのほうがもっと怖いです。私はかなりゆっくり降りました。石段があるといっても段差が大きいのでそこをガンガン降りていったら膝にも相当負担がかかります。それに、石の幅がほんとうに小さくて私の足を乗せるのもやっとというような小さい階段たちもあって、ほんとに恐る恐るでした。手すりとなっているロープを上手に利用して、手で、足で、全身使って降りる感じ。

●入山時間 7:47
●下山時間 11:00


ワイナピチュの登山口のところで入山時に記帳した自分の名前の横に、無事に下山しましたのサインと時間を記入。山に入るには全員が名前、国籍、年齢まで書かないといけないんだけど、ざっと今日の登山者のページを見たところ女性ではなんと母が最高齢!(おめでとう?)、ひとり男性で 67歳という方がいましたが、ざっと見たところそもそも 60歳以上の方は少なかったです。

すごいすごい。私、自分がその歳になってもこんな登山できるかしら??少し不安。37歳の今だって登山は母のほうがペースが早いというのに、、、私ほんと体力ないわ。


下山してからあらためてワイナピチュ山を見る。よく登ったなぁ~の一言につきます。母とワイナピチュ山。

ペルー、マチュピチュ村のホテル

2013-09-09 10:00:54 | ペルー
マチュピチュ村(アグアスカリエンテ)には2泊しました。
泊まっていたホテル
Casa del Sol
608 Imperio de los Incas Avenue,
Aguas Calientes,
Peru


今回はきちんとベッド2つ。


ウルバンバ川沿いに建っていて、お部屋からも川が見渡せる。
といっても、石がごろごろしていて水の流れが見えなかったけれど。


朝食も夕食もついていて、清潔だし(→新しいホテルだから)至れり尽くせりなんだけど、、、
なぜかあまり好きになれないホテルでした。

なぜか、このホテル、あまりまだ板についていない感じがした。
まっさらな建物を新しくつくって、地元の若者を雇ってスタッフにしているけれど、、、なんというかこのホテル全体をプロデュースするプロデューサーが不在な印象。いろんなことがちぐはぐ。それはロビーに流れる音楽の選曲や(はるばるマチュピチュまで来てどっぷりインカ文化に浸りたい欧米や日本からの旅行者が Maroon5 聞きたいわけがないでしょう!)、音量(大きすぎる)、廊下や階段の電気の付け方(電気代を節約してるのか?旅行者が遺跡からホテルに帰ってくる時間なのに廊下と階段まっくら)、お食事に出されるお料理の冷たさ温かさ(熱いものは熱いうちに食べたい)、インターネット回線の安定性(部屋からネットが使えずパソコンもってロビーまで降りなければならなかった、すごく不便だった)、、、などなどはっきりと目には見えないんだけれど大事なものが欠如している感じで、こりゃだめだ、と思ってしまった。気持ち的にぜんぜんくつろげませんでした。予約時にネットで評判をチェックしたとき評価はとてもよかっただけに、残念でした。(だいたいから駅に出迎えにきてるはずだったのに駅についたときいなかったし。)



マチュピチュ村はなんというか群馬の温泉街に似てる。
ここは伊香保か水上か?そんな印象。

昔ながらのアグアスカリエンテ村としての面影が残る部分と、急ピッチで進められている観光客向けの建設と。今はまだ、それらが共存している感じだけれど。3~5年後ここに来たらまたずいぶん様子が違ってる気がするなぁ。