ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

レヴィナスと現れないものの現象学

2009-04-06 21:38:48 | Weblog
フッサール・ハイデガー・デリダと共に反して
関根小織著、晃洋書房刊。

私にとって読みごたえのある本とは、少し考えて「なるほど~」とわかる本。
そういう意味では、書いてある日本語すら、さっぱり理解できないところがあって、
「ああ、私って、頭悪いんだなあ・・・」と、かなり落ち込む本だった。
哲学を学んだことがあるわけではないから、言葉の定義がさっぱりさ。

母国語であろうが外国語であろうが、
「何を言っているのわからない」ということは、よくある。
しかも、最近は諦めが先行してしまって、
わからない文章に立ち止まって、何度も何度もわからないところを読み返す、
などということをしなくなった。
そもそも、もとの知識がなければ、何度読み返したってわかりはしないだろうし。
少し自暴自棄。

小さい頃、母に「わからない文章でも、たいてい3回じっくり読めば、
なんとなくわかってくるものだから、がんばりなさい」と言われたっけ。
でも、このところ仕事帰りに疲れた状態で読むことが多いからだろうか。
そんな努力をする気が起きない。
理解力だけでなく、やはり知識は大切だ。これはすべて、私の無知のせい。

きっと、いまは、こういった本を読むべき時期ではないんだ。
当分はもっと「さらり」と読める本にしよう。

話はかわって、
先日、YOSHITOというブランドの靴を買った。
これが、とても履きやすい。
本当にいい靴。

ネットで調べてみたところ、職人さんが、丁寧に作っている靴ということだった。
なるほど~。いい仕事だと思います。

私は昔ひざを悪くしたことがあるので、靴選びには気をつかうのだけど、ここのはいい。
歩きやすい。
いい靴との出会いは本当に大切だなあ。