ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

野ばらの国

2009-04-14 22:05:46 | Weblog
友人から、明智抄さんのマンガを借りた。
その友人が言うには、私はちょっと明智抄さんが描くマンガの主人公に似ているらしい。
そして私は、その友人がとても私のことを理解してくれていると思っている。
これは興味がある。

・・・似てる。

短編集なんだけど、私の思い出をそのままマンガにしたのかと思うくらいだった。
自分の私評と友人の私評が合っているというのは、とても嬉しいし安心することだけど、
「私はしあわせなのか???」と自分に問いたくなった。
こんなこと、自分に聞いても意味がないけどね。

そして、一番嬉しかったのは、この主人公たちに嫌悪感を抱かなかったこと。
自分とダブらせて読んだにもかかわらず、イヤじゃなかったということは、
きっとそれほど自分のことを嫌いじゃないのだろう。
これを知ったのはよかった。たぶん。

そして、もう一歩踏み込んで、こんな主人公たちが大人になったら、
(年齢としての大人ではなく、精神的な大人として)
いったいどんな方向に進んでいくのか、読んでみたいと思う。
私がいま一番読みたいのは、そんなストーリー。

それにしても、あの人はよく私のことを見ているなあ。
そういえば「ああだ、こうだといろいろと考えるわりに、
最後は直感で決めるようなところが似てるのよ~」みたいなことを言っていたっけ。

そうそう。私は気分にとても左右される。

読書と友人との会話、これが私にとっては大切なんだと思う今日このごろだ。