印刷コンサルタント

印刷コンサルティングを仕事にしてます。
コーヒー・自転車・古本が好きです。

はん消しで犬を彫ったら、簡単だった。

2015-02-09 20:19:34 | ステーショナリー
年賀状に、数十年ぶりで、木版画を彫って、遅れ遅れで
寒中見舞になってしまった。

彫刻刀など整理してたら、ヒノデワシのはん消し(版画用
消しゴム)が出てきたので、半分遊びのつもりで、犬の
版画を作ってみた。

下絵を描いて、トレーシングペーパーに写し取り、今度は
それを反転して、消しゴムに転写すると。。。

ここまでは、木版画と同じだが、その後が随分と異なって
いた。

なにしろ、消しゴムだから柔らかい。三角刀など、力を
入れなくても、気持ちよく消しゴムを掬い取っていく。

でも、やわらかすぎて、細かい線を彫り残そうとすると
なかなか上手くいかない。

決定的に違うのは、木版では、水性の絵の具を版木に
乗せて、紙に写し取るのだが、はん消しでは、絵の具の
替りに、スタンプ台を使うこと。

このスタンプ台と、版の接触が微妙で、なかなか均一に
スタンプのインクがのってくれない。

すったもんだした挙句に、一応自分でもこんなものかと
納得したのが、上の犬のシルエット。

もう少し練習して、小さめの動物絵柄集でも作ろうかと
思っているところです。