豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

こんばんは亥年

2007年01月01日 | Weblog
新しい年になりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

蝋梅の花がもう咲いていました。いつものあの香りに再会できました。
本当に、いい匂い。
開いた一輪の下には、蟷螂の卵がありました。
ここで春を待つなんて、なかなか素敵ですね。



お正月の三が日の町は、ひっそりと静か。というのは、今は昔。
今年は、とてもたくさんのお店が元日から営業していました。
そういえば、スーパーでの年末の買い置きの風景も様変わりしているようです。
何日分もの食材を抱えられないほどぎっしり買い込むというより、日ごろ目にしない珍しい食べ物を少しずつ購入しようとする方々が多かったように思います。コンビニなどは年中無休ですから、もはや冬篭もりするように、大量に日用品を買い込むということは必要ない時代なのでしょう。
そのせいか、お正月の特別な感じ、日常ではないような神聖な感じが薄れたような気がします。

ただでさえ忙しい12月。暮れのお掃除に代表されるような新しい年を迎える準備にゆっくり時間を取ることもままならなくなりました。
正月には歳神様を家にお迎えするのだから、身辺を整理整頓して清らかな気持ちでいなくてはならない・・・そんな殊勝な心がけも、日常の煩雑さに埋もれてしまったような気がします。
確かに、単にいつもの月末と新しい月の始まりだと言えばそうでしかないのですが、やはりそれでは納得できない寂しさを感じてしまいます。
去年の年末に反省した点をちゃんとメモに残して、今年の暮れは気持ちに曇りのないように心をこめて新年を迎えられるゆとりを味わってみたいと思いました。
とはいえ、たぶん、また同じようにばたばたと過ごすのでしょうね・・。

切り捨てなくてはならないことを、思い切って捨て去ってみる。
今年はなんとかそれを実行して、余白のある生活をしてみたい。そんなことを思いながらいのししの年を迎えています。