豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

華麗パン

2007年01月28日 | Weblog
楽しみに待っていた木村拓哉さん主演の話題のテレビドラマ「華麗なる一族」。先々週から始まり、今夜がその第三話目でした。滑り出しは好調で、二週目もそれを受けてまずまずの視聴率だったようです。

 舞台は、1960年代の後半。大阪万博の直前の日本です。鉄鋼産業が上り坂の頃で、日本全体が上昇気流に乗っていたような時代です。その先を見てきてしまった私たちには、単なる懐古的な物語とも思えますが、登場人物の多彩さやキャストの豪華さにやはり注目してしまう作品ですね。
以前にも一度1974年にテレビドラマ化されていたようです。
主人公の家を取り仕切る妖しい女執事の役が、前回は小川真由美さん。今回は鈴木京香さんです。うーん、漂うオーラが違うなあ。
その違和感が、この新しいシリーズにそのままシフトしているようです。
でも、この違和感にも慣れれば、ストーリーの巧みさに引っ張られていくのでしょうね。
 私のお気に入りのキャストは、原田美枝子さんです。もともと好きな女優さんですが、この度は意外なことに、主人公木村拓哉さんの母親役。華族出身の生活感のないお姫様の役柄です。鈴木京香さんと入れ替わっても良いくらいの強さをお持ちの方が、あえてはずした役をされているのもなかなか面白いと思いました。

 木村拓哉さんと各登場人物それぞれの絡みを見ていくのもとても興味深いです。一つのテレビドラマでこれほどたくさんの高名な俳優さんとしのぎを削るような体験をすることはなかなかないことだと思います。役者としての糧になることはもちろん、人として成長できるような良い経験を積まれているのではないか・・と余計なことながら、ひそかに喜んでいる次第です。

 TBS開局55周年ということで、ものすごく力が入っていることは、番組を紹介するサイトからも察することができました。撮影のカメラマンも歴代のチーフカメラマンが名を連ねるという華麗ぶりなのだそうです。
確かに重厚な画面が必要なのかもしれません。でも、当時の風景を再現した映像がなんとなく紗がかかったように感じられたり、人物と調和していないように思えるのはどうしてでしょう。書き割りの中で演技しているように見えてしまいます。むしろ、若いスタッフを登用して、細部にこだわることなく自由な「華麗なる一族」を撮ってみたら面白いのになあ・・。などと勝手な妄想を抱いてしまいました。
しかも、なぜ今「華麗なる一族」なのでしょうね。他局で同じ作者の医療ものがヒットしたからなのでしょうか。

 力が入りすぎて、はみ出しちゃったのがこれかしら?



 売れ行きは好調だそうです。
お味のほうは、普通と変わらないカレーパンだと思いました。
華麗なところといえば、多少大振りなところと厚い衣部分でしょうか。
そもそも、華麗な人々は、カレーパンなど食されないのでは・・・?なんてね。