豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

待ち遠しい

2007年01月16日 | Weblog
冬篭りの季節を迎え、当面の課題を黙々とこなすことに終始する日々となりました。しかも、今年は次女の受験も加わって例年以上に気の焦る毎日です。

春が待ち遠しい今日このごろですが、待つといえば、好きな舞台を心待ちにしている時間は、これは格別に楽しいものです。先日、WOWOWで藤原竜也さん出演の「オレステス」が放映されました。
細部も確認できて見ごたえもありましたが、やはり水を使った演出や十数人をユニゾンで存在させる趣向などは、実際にそこにいなければ味わえないものだと当たり前ながら思ってしまいました。その場に出向いて見ることはやはりやめられません。
昨日、その彼の次の舞台が決まったという連絡が入りました。
それは「ヴェニスの商人」。市村正親さん、寺島しのぶさんとの共演だそうです。役柄は、きっとシャイロックに借金をするアントニオだ・・・と思ったら、バサーニオでした。失礼。シャイロックを市村さんが、ポーシャを寺島しのぶさんが演じられるようです。筋書きも面白いし、登場人物の性格もはっきりしているので、きっと充実した作品になるのではないでしょうか。とても興味を引かれる舞台です。少なくとも前半では苦悩に打ちひしがれない竜也くんも拝見できそうですし。
でも、なぜいま「ヴェニスの商人」なのでしょう。一昨年、映画にもなりましたから、今の世の中に必要な何かが含まれているというわけでしょうか。
その一昨年、「ヴェニスの商人」の話を知っているかどうか、若い人たちにたずねたことがありました。意外なことにほとんどの人が知らないと答えました。
子ども向けの読み物になっていたりして、ポピュラーな物語だと思っていたのは、思い違いだったようです。ほとんど同じ時代に暮らしていながら、少しずつ土台となる知識は変わっていくものなのですね。

そのほかにも、今年は劇団☆新感線の夏の舞台「犬顔家の一族の陰謀」に注目しています。いうまでもなく、犬神家の一族の題名にあやかったタイトルでしょう。このネームミングに落ちました。妙にツボにはまってしまい、見逃すものかという決意に満ち満ちております。チケット争奪戦は熾烈になりそうですが、頑張るぞ!

そうそう、THE CONVOY SHOWも、昨年の公演のアンコールを各地で行うそうです。新作は・・・・という、言葉をぐっと飲み込み、この際気の済むまで追っかけてみようかと妄想してみたり。

それもこれも・・・・春が来ればね。

何の憂いもなく、舞台を追っかけて見たいとも思いますが、制約があってこそ楽しみも増すのかと。
せっせと、時間と資金の捻出に知恵を絞る日々は続きます。