豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

ホリデイ

2007年04月16日 | Weblog
 昨日のホリデイに、キャメロン・ディアスとケイト・ウインスレットの「ホリデイ」を見てきました。「アルゼンチンババア」のときに見た予告編が面白そうだったので是非見てみたかったのです。

 それぞれめちゃんこハートブレイクな事情に陥ったばかりの女性二人。二人ともその思いを断ち切るために、心機一転できるクリスマス休暇を過ごしたいと考えます。
その二人がパソコンの検索サイトの「家を交換するサイト」で出会います。ロンドン郊外の可愛らしい田舎風の家に暮らしているケイト。ロスの高級住宅街でリッチに暮らすキャメロン。二人がHOME EXCHANGEをして過ごす二週間の出来事が交互に綴られていきます。

 キャメロンの車は、レクサスの・・うーんなんでしょう。乗り心地のよさそうな高級車。ケイトの車は、ミニクーパー。狭い田舎道にはこれが一番!

 ケイトがキャメロンの車に乗っていたときに、道に迷った老紳士と出会います。彼を自宅に送り届けたことで、彼女は自分の気持ちを転回させるきっかけをつかみます。自分の情けなさを見直し、それを乗り越えなくてはならないことに気が付き、そしてその力を身につけていきます。老紳士は、かつての名脚本家のアーサーでした。自宅にはさりげなくオスカーも飾ってあります。彼女の導きをしたのは、アーサーの薦める名画たち。彼は、彼女の事情を汲み取ると彼女を力づけるような映画を選んでは見るように薦めたのでした。

 他方、キャメロンに訪れたのは、突然の恋。相手は、ケイトのお兄さん。週末に町のパブで酔った彼が、遠くの自宅に帰るのが億劫になり妹の家に泊まりにきたのでした。
そのお兄さんが、ジュード・ロウ。
(・・・・・・・ありえん!)

 とにかく、違う二人の女性から携帯電話がかかってくるような、そのお兄さんと仲良くなっちゃうキャメロンさん。恋人が若い女の子とねんごろになったからってその恋人を追い出した彼女が、またよりにもよって複数の女性からの電話に興じる彼と何故に恋に落ちるかは、映画を見てのお楽しみ。

一方、ケイトは、仲良くなった老脚本家のアーサーが長年の功績を称える祝賀会への参加を拒み続けていること知ります。理由は、歩行器でとぼとぼと歩く姿を大勢の前で披露するのをためらうから。ケイトは、プールでのリハビリの指導を提案し、スーツを選び介添えを申し出ます。
そんな中、彼女を裏切った元カレがロンドンから彼女を訪ねてきます。優秀な記者である彼女の力を頼る彼は、自著の講評を彼女に託していたのでした。
もう一歩でよりが戻ろうとしたときに、彼女の背中を叩いたのが、アーサーから薦められた映画の中で出会った強い生き方をする女性たちでした。その力を借りて、ケイトは不誠実な恋人に自分から別れを告げることができました。ドアを閉めた瞬間、飛び上がって喜ぶケイト。
良かったね!

 で、キャメロンは両親が離婚して以来、泣きたくてもどうしても涙が出なかったのでしたが、休暇が終わって帰るタクシーの中で涙を流して泣いている自分を発見します。はたとジュード・ロウさんがかけがえのない人だと気づいた彼女は、走って元来た田舎道を戻ります。小さな家の中では、泣き虫だと告白していたジュード・ロウくんが部屋の奥でめそめそと泣き続けていました・・・とさ。

素敵な女性二人ですし。
かなりケイトさんは肉厚ですし。
骨太な展開を期待していたのですが、これはひょっとするとハーレクイン・ロマンスなお話なのでしょうか。
ケイトさんにも、誠実そうなカレが現れてますし。

そうだったのか・・・・・。
都合が良すぎますよね、特にキャメロンさんの場合。

ああ、それにしても、ダイエット中のアルコール類禁止の身には、いろんな場面で大きなワイングラスの中で美味しそうに揺れるワインが、いつにもまして魅力的でありました。