豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

コンドルズ

2007年08月22日 | Weblog
日本縦断大轟音ツアー2007「Summer Time Blues ~沈黙の夏~」

広陵高校が惜しくもというか、めでたくもというか、準優勝となった日の夕方、かねてより楽しみにしていたコンドルズの公演に出かけてきました。

大轟音というタイトルにもかかわらず、沈黙を多用した構成。静と動、無音と轟音とが程よくミックスされた、、飽きることのない楽しいステージでした。
コンドルズを率いる近藤良平さん。相変わらずかっこ良かったです。
ユニークな振り付けでいろんな場所で活躍されている近藤先生ですが、自らもダンスの名手です。コンテンポラリーという種類に属するのでしょうか。あえて分野を限定しない自在な空間を作り出されます。
一見、孤高の芸術家・・・といった風情なのに、謙虚さと指導者としての温かさが感じられる素敵な方です。今日はロビーに出てこられませんでしたが、終演後、観客の前に現れて下さった時は、気さくに言葉を交わしたり写真を撮ったりしてくださるとてもフレンドリーな方でした。今月の28日(火)には、NHKのお昼のスタジオパークにもご出演されるそうですが、子ども番組をはじめとしてNHKの番組とも縁が深い方です。

際立つダンスパフォーマンスの特徴は、しなやかな力強さでしょうか。すばやく着地することを前提にした羽のように軽い飛翔。全速力でゆっくり駆ける。全身の筋肉を自由に使えるのではないかというような動きで、飛んで跳ねる。前進する呼吸で後ろにスキップする。重さを感じさせない近藤先生の身体でしか表現できない何かが確かにあります。集団を率いていく力、リーダーシップとはこういうものなのだと感じさせられる近藤先生の踊りは、自分への戒めともなる怖いダンスでもあります。
数年前より格段にダンスが上達されたほかのメンバーとの群舞も今回はいっそう見ごたえがありました。皆さん、それぞれにいいキャラです。それも楽しい見所の一つです。お一人、小学校の先生がメンバーの中にいらっしゃったのですが、今回はお見かけできませんでした。どうされたのかな・・・。ひそかに気になっています。

ところで、この公演に出かける前の大失態。
肝に銘じるために、ここに掲げておきましょう。
ああ。。。。。なんということを。