豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

鹿男!

2008年01月18日 | Weblog
楽しみに待っていた(一週間前にフライングで空回り。)ドラマ「鹿男あをによし」(万城目学著)が昨日始まりました。主演は「のだめカンタービレ」での怪演が光った!玉木宏さんです。

お風呂に入って万全の体制を整えて見よう!と珍しくちゃっちゃと段取りしていたのに、お湯を張ったはずのお風呂は水風呂だった・・。
もう~~~、なんという間の悪いこっちゃ。
最初の数分は、見逃してしまいました。

初回は、東京の大学の研究室から奈良の女子校に理科の先生として赴任するところから。
これまでいろいろと不運な目にあってきた間の悪い(・・・ああ、だからなのかも?)玉木くんのプロフィール紹介と周りの設定が紹介されました。原作にはなかったはずの役柄で登場の綾瀬はるかさんもほのぼのモードがとても可愛いです。
元は料理旅館だったという下宿も、不思議な建物で雰囲気抜群。下宿の息子で同僚教師役に佐々木蔵ノ介さん!原作を去年のベスト○○に推薦されていた児玉清さんも教頭先生役でご出演。なんだかいい感じの組み合わせです。下宿のおばさんは鷲尾真知子さんだし!キムラ緑子さんもいらっしゃいます。
他にもたくさん、えっ!と言う役者さんがいらして嬉しい限りです。
物語のキーパーソン堀田イト役の多部未華子さんもいいですねえ。
ドラマの中で流れるホルンの音色もいかにも奈良や鹿を連想させます。

全10回の構成。どうやら天変地異にまつわる大事件?を軸に進んで行くようですが、特撮ドラマの原作ではないほんわかのんびりしたムードも損なわないで欲しいなと思います。
これから玉木くんの身にもとんでもない事態が起こりますが、荒唐無稽さをどう自然に見せてもらえるのかも楽しみです。もやのような紗が掛かった奈良の景色を背景にすれば、そんなこともあるかなあと思えてくるのかもしれません。

ところで、最近の傾向なのかもしれませんが、同じ期間に同じ役者さんが別の役で出ておられるのが少々気になります。(気にしなければいいのですけど。)今期は気が付いたところでは、佐々木蔵乃介さん、古田新太さん、キムラ緑子さん・・。いずれも好きな役者さんなのでたびたび見られるのは嬉しいのですが、「斉藤さん」で優しくて思いやりのある良いパパを演じている佐々木蔵ちゃんが、この「鹿男あをによし」では、小粋にマフラーを巻きつけている独身の美術の先生っていうのは、ちょっとだけ???な感じもいたしますのですね。