晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

0239   富士山 富士宮口 1

2023-11-25 10:11:24 | 登山

            剣ヶ峰から大内院(火口)

 

期日 : 2002年10月 19日  

コースタイム : 天気 曇

富士宮口五合目6:45~7:15―六合目雲海荘8:03~08―新七合目御来光荘―元祖七合目山口山荘8:25―八合目池田館8:48~53―九合目万年雪山荘9:15~20―浅間大社奥宮10:01―剣ヶ峰10:13~18―浅間大社奥社10:41―万年雪山荘15―八合目池田館11:30~45―元祖七合目山口山荘12:06―新七合目御来光山荘12:24―六合目雲海荘12:43―新五合目13:06~20=御殿場温泉会館13:06~14:20

 時間6:00(剣ヶ峰まで 登り2:58、下り3:02) 距離 km、標高差1386m

 

      富士宮口ルート

 

記録 感想

10月になってこのところ五日の土曜日から週末は良い天気に恵まれている。今週末も晴れの予想であったが金曜日の予報では曇になってしまった。少し迷ったが計画通り登ることにした。富士宮口は登山口では最も標高が高い所から出発するとの特徴があり人気がある。富士宮口新五合目に着いてみると車は少ない。2グループほど登るようだ。30分間高度順化してから登り始める。

        富士宮口駐車場

登山口には十枚山や南アルプスなどの展望盤があったか霞んでいてうまく同定できなかった。予想していたがかなり寒いためセーターを着て登りはじめる。頂上は、笠雲がかかっており寒そう。

しばらくすると頂上にかかっていた雲が少なくなってきた。天気が良くなりそうだ。

登山口から入ると標識がありこれに従っていくと雲海荘を通らずにブルドーザーの登山道に入り、登り始めた。広くてよい道だ。できるだけゆっくり登ることにする。

上を見るとだれも登っていない10月中旬であるから登る人はいないのかなと少し心細くなったががんばって登る。しばらく登ると一人登っている人が見えてきた。2800m付近でついに一緒になった。頂上で聞いて判明したことであるが、三重から徹夜で走ってきた三人組である。 

ここで少し早いが休憩。アクエリアスを飲む。ポカリスェットより口当たりが良くすごくおいしい。今度からは、長い山行にはこれでミネラルを補給しよう。休んでいるときに下を見ると、箱根、金時山、愛鷹山、駿河湾が霞んで見えた。快調に歩き、三人組をぬいた。

          六合目雲海荘

七合目小屋付近から溶岩が出てきて少し急になってきた。上を見ると、小屋が見えるがなかなか近づかない。景色が単純で少し飽きてきて、アルプスであれば展望で疲れが取れるのになどと思った。

八合目に夏は診療所になる避難小屋に着いた。ここが見えていた所だ。この辺から高山病になる人が多いと言う。少し空気が薄くなったようだが、頭も痛くなく快調だ。でも風が冷たく寒い。

小屋の風下で風を避け、カロリー補給の為バナナを食べてアクエリアスを飲む。なかなかおいしい。右側のブルの登山道に雪がついてきた。しばらく登ると登山道にも少し雪が出てきた。でもアイゼンはいらない。上から下ってくる人に初めて会った。身軽なザックである。

あいかわらず風が強い。ザラザラした小石の道をたどり鳥居をくぐると九合目の万年雪山荘に着いた。この辺から酸素が少なくなった感じで呼吸回数が多くなってきた。スロウ、スロウの掛け声を心の中でかけながら吐く息を多くして酸素を多く吸えるようにする。相変わらずのザラザラした小石の道を登ると九合五勺の鳥居についた。

         九合目雲海荘

         浅間大社奥宮鳥居に到着

          浅間大社奥宮

すぐに頂上の浅間大社奥宮だ。抜けて剣ヶ峰に向かう。ブル道に出ると風が強い。左側には手すりが付けてある。馬ノ背だ。飛ばされないように左側を歩く。地面は凍って一部霜柱が出ている。

     剣ヶ峰への急な登り

剣ヶ峰のドームは取り外され下だけ残っており寂しいかぎりである。日本最高点の碑と三角点を撮る。そのすぐ北には、電子三角点が設置されていた。展望は良くない。お鉢の写真を撮りすぐに下る。奥宮では、先ほどの三人組に会う。三人組は風除けのカッパも着てなくてすごく寒そう。写真を撮りあうとすぐに下っていった。展望も良くないし寒い。温度計を見ると1度であった。こちらもすぐに下る。

       剣ヶ峰二等三角点

    剣ヶ峰電子三角点より小内院、大内院(火口)

           大内院

     大内院(白山、虎岩、久須志神社)

     剣ヶ峰気象レーダー観測所跡 

         大沢崩

          剣ヶ峰、白山、大内院

      剣ヶ峰をバックに これより下山する

     浅間大社奥宮 頂上富士館

鳥居のところでアメリカ軍の兵士と会う。「こんにちは」と挨拶をすると挨拶を返してくれた。彼らは強い。半ズボン、半そでで登ってきている。若さか又は鍛えられているのか。うれしくなって写真を撮ってもらう。陽気なGI達だ。訓練の一環なのだろうか。こちらは、冬の帽子とカッパを着て、手袋をつけて冬山装備なのに。

八合目の避難小屋で昼食にする。コンビ二の炊き込み御飯と鱒寿司のおにぎりだ。ポットの暖かい湯が体を温めてくれる。食事をしているうちにブルの道を下っていた三人組に追い越される。すぐ下に見えるがのんびり下ることにする。ざらついたスコリアの道ですべりやすく危ない。下から雲が上がってくる。天気がよければ駿河湾が見えるのにな。新五合目の駐車場がかなり下に見える。

    万年雪山荘付近 雪が残っている

     八合目池田館付近

新七合目では宝永山が見えてきた。下るにつれてだんだん大きくなる。二年前に御中道を一周した時の火口の迫力を思い出す。風は春風の雰囲気で暖かい。

新六合目に着くと雲海荘と宝永山荘がやっていた。三人組は疲れた様子。気をつけて帰るよう挨拶する。この辺まで観光客が着ており、駐車場はほとんどいっぱい。ストレッチをして体をほぐし今回の山歩きを終了した。

      宝永山付近 雲がなくなり晴れてきた

     六合目雲海荘付近

     富士宮口駐車場に戻った

 

 


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