晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

0616  越後の山  ヌクビ沢~巻機山

2023-04-03 11:02:49 | 登山

        ヌクビ沢の布干岩


期日   :  2006年9月9日
メンバー : 単独

コースタイム、天気 快晴
 桜坂駐車場9:10―割引沢出合(巻道分岐)9:40―休憩10:00~10―ヌクビ沢出合(1072m)10:25―布干岩10:40~47―行者ノ滝11:00~07―左側崖へツリ11:35―雪渓ブリッジ12:15~30―沢源頭12:46―稜線コル(1875m)12:55―割引岳(昼食)13:05~35―御機屋(巻機山頂標識)13:50―巻機山最高点(1967m)14:00~15―朝日岳分岐14:20―御機屋14:30~50―前巻機山15:00~15―六合目展望台16:00―五合目焼松16:15―桜坂駐車場16:45=清津峡ホテル「せとぐち」18:30

   時間6:45(登り4:15、下り2:30)、距離11.6km、標高差1967-735=1232m、 累積標高差+1537m


        ヌクビ沢から巻機山ルート


        ヌクビ沢から巻機山ルート標高


記録、感想
 9:00に桜坂駐車場に着いたので遅く、奥に空きを見つけて停めることができた。すでに20組ほど登っているようだ。駐車場からすぐに沢コースと尾根コースの分岐。沢コースは入山禁止の表示があった。今回はヌクビ沢コースに挑戦。小屋の右側の道を行く。刈り払いされているので手入れはされている。ブナやカエデの林を登っていくと20分ほどで割引沢出合(巻道分岐)に到着。標識があったがかすれていて字が読めない。沢登りは経験が少ないので右側の山の巻道を行く。



        駐車場の案内板

 後でわかったのだが、左へ行くと沢へ出て吹上ノ滝やアイガメノ滝を登るコースで、アイガメノ滝の所が難しいようだ。巻き道は良い道であるが二ヶ所崩れている所があり注意して通った。リュックは軽いのに今日は暑く汗がぼとぼと落ちてくる。30分ほど登ると天狗岩と割引沢が見える所に到着。すばらしい眺め。ここで先に歩いていた人と一緒になる。


        巻道から天狗岩

 段々木が小さくなり岩ゴロの道になって沢に降りた。ここがヌクビ沢出合(標高1072m)だ。右側の奥に布干岩が見えてきた。沢を行くとハクサンコザクラの可憐な一輪がまだ咲いていた。布干岩の下に到着。始めのナメ滝は少し急。大きな岩があり登りにくいが、登ると布干岩スラブに鎖があり安心だ。スラブナメ滝で長く70mにもなる。以前と同じく感激。上に行くと沢を飛び越す所があったが、そこには大きな岩が挟まりその上を歩き渡った。


        沢の曲がり角から布干岩が見えた


        スラブの布干岩を登る


        布干岩を見下ろす


        布干岩終


        布干岩の上ノ滝

 さらに大きな岩を登っていくと20m直滝に着いた。標高1235mや三嵓沢の出合も考えると行者ノ滝らしい。ここは右側の印がある急な岩場を登る。危険はない。すぐに10m程のS型トイ状ナメ滝が出てきた。名前は不明。
 このあと左側に移り草が生えている所を登る。崖をヘツリしばらく行くと右側に雪渓が出てきた。この下を慎重に通り、右側のガレを登る。また雪渓のブリッジが出てきた。赤ペンキはブリッジをくぐるようにつけられているが、ブリッジが崩れたら危ないので雪渓の上の右側を慎重に歩く。岸とは隙間ができていた。登り終えると少しほっとした。下からの写真を撮っておけばよかった。後から登ってきた人に聞いたらこの下を通ってきたとのこと。


        行者ノ滝20m 右側を登る


         行者ノ滝、右側を登る


        行者ノ滝落ち口


        S形トイ状のナメ滝


        沢が終わり左の道を登る


        ハクサンコザクラ 


        コガネキク


        雪渓の下を通る


        詰めのナメ滝


        スノウブリッジ くぐれるが危ないので脇を通る


        アカバナシモツケ草

 さらに登るとようやく水がチョロチョロとなった。ここに出てきた水がおいしいかと思って飲んでみたが砂が多くそれほどでもなかった。矢印は右側のガレを登るようについている。慎重に登りしっかりした岩の急な道に到着。急な坂であるため、手も使って登る。この時、渓流シューズをはいてる人が一人下ってきた。すぐに尾根に着くと言う。さらに割引沢は難しく岩登りの技術が必要であり、コースが荒れているからこちらが良いと教えてくれた。


        もうすぐ稜線 標高1800m         

  汗をボトボト流してようやく稜線に着いた。振り返ると尖った大源太山が見えた。風が吹いてきてさわやかだ。前には、八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳、稜線が続く巻機山の緩やかな道が見えた。
10分で西に見えた割引岳山頂に着いた。巻機山方面は雲がかかりよく見えないが五十沢方面  新潟方面はよく見えた。中ノ岳から谷川岳方面には雲が少しかかっておりすっきり見えなかった。


      稜線分岐(コル)から 割引岳方面と巻機山方面が見えた 写真は巻機山


        稜線分岐(コル)から八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳を望む


        10分で割引岳山頂1931mに着いた 展望は素晴らしい 一等三角点があった
        

        山頂から巻機山、避難小屋(右)、前巻機山が見えた


     避難小屋、前巻機山のアップ


        山頂から飯士山方面


        山頂から裏巻機山登山道と六日町盆地


        山頂から越後三山(八海山、越後駒ケ岳、中ノ岳)が見えた


        山頂から、右から御機屋、最高峰


 山頂でオニギリの昼食。すばらしい眺めだが疲れた。巻機山へ下る時、後から沢を登ってきた人が稜線に着くのが見えた。ここからゆるい道なので花や景色を見ながら歩いていく。風もあり涼しく壮快。高山植物の写真を撮りながらのんびり歩く。沢分岐から少し登ると池塘があり大きな山頂標識とベンチがある所に着いた。ここは御機屋と言われる所だ。井戸尾根コースはここに着く。
 下を見ると、織姫の池や前巻機山、避難小屋が見えた。道が細く走っておりすばらしい眺め。


        御機屋付近のお花 イワショウブ


        キンコウカ


        立山リンドウ


        ハクサンボウフウ 

 ザックをベンチに置き、木道を通って最高点1957mに向かう。最高点へはロープが張ってあり入れなかった。
 振り返ると割引岳がきれいに見えた。更に進むと朝日岳、清水峠への縦走路分岐に着いた。
先には、奥利根湖も見えた。牛ヶ岳方面はガスがかかって来たので行くのを止めた。御機屋(山頂標識の所)にもどり時間を見ると2時半であった。少しエネルギーを補給して井戸尾根を下った。


      朝日岳、清水峠への縦走路分岐 奥利根湖が見えた 雲が出てきたので引き返す



        三ツ池手前稜線から最高峰(1967m)を望む


        引き返し、最高峰を過ぎた稜線から池塘と割引岳を望む


        巻機山山頂標識がある御機屋  ここから井戸尾根を下る


        御機屋より織姫の池(右下)と避難小屋(中)、前巻機山


        御機屋より越後三山


        御機屋より朝日岳、米子頭山を望む


        御機屋より大源太山、万太郎山を望む


        織姫の池(標高1850m)まで下りた


        前巻機山から割引岳、巻機山
 

        前巻機山から割引岳
  

 前巻機山で振り返ると割引岳、巻機山がどっしりとしてすばらしかった。前巻機山で別れを告げてどんどん下る。途中やや急なところもあったが休まずに六合目展望台まで下る。ここから天狗岩と急なヌクビ沢が見えた。すごく急に見えた。


        六合目展望台から天狗岳とヌクビ沢 右ピークが割引岳

 さらに下ると、五合目焼松。左側を見ると米子沢が見えた。ここも急である。後は一気に駐車場までくだった。少し涼しくなり暑さが和らいできた。
 湯沢清津峡のユースホテル「せとぐち」に電話して泊めていただいた。




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