競馬ブーム全盛時にはやった競馬マンガ。
『風のシルフィード』
作者:本島幸久
ストーリー:
小さな牧場の跡取り・森川駿は自分の牧場で生産したシルフィードをセリに出すが、生まれつき脚部に異常を持っているシルフィードを買うものはいなかった。シルフィードは母馬サザンウインドが命と引き換えに生んだ馬だけに、駿は悔しい思いをする。そして自らが騎手となってシルフィードとレースに出ようと決意する。
騎手になった駿はシルフィードを管理している美浦・菊地厩舎の所属となる。

一方、馬を見る天才・岡恭一郎がほれ込んだ馬・マキシマムは、鞍上に天才夕貴潤を乗せて順調にクラシックロードに向かっていく。
一戦ごとに成長する駿とシルフィード。ついに皐月賞の出走権を手に入れた。皐月賞では、クラシックレースに騎乗資格のない駿に代わり、谷村がシルフィードに乗ることに。皐月賞はシルフィードとマキシマムの壮絶な一騎打ちとなり、わずかにシルフィードが先着したのだが、谷村がゴール直前に落馬したため失格となった。
谷村の思いを告ぐ駿。そしてファンの後押しで、特例としてダービーに駿が乗ることが認められた。

ダービーもやはりマキシマムとの死闘になった。結果は写真判定にもつれこみ、ハナ差でシルフィードは敗れた。
三冠レースの最終戦、菊花賞では関西の資格シャオツァンロンも加わり三強の勝負となった。そして菊花賞は駿の奇策によりシルフィードが勝利する。
有馬記念。ここで初めてシルフィードは古馬との対戦をする。古馬最強といわれるヒヌマボークに挑むシルフィードとマキシマム。だがレースはヒヌマボークの圧倒的な強さを見せ付ける結果となった。そしてマキシマムは引退を余儀なくされる。
古馬になったシルフィードは天皇賞で再びヒヌマボークと戦い、接戦の末優勝、ついに日本の頂点に立つ。

そしてシルフィードは岡のバックアップでついに世界最高のレース・凱旋門賞に挑戦。欧州最強馬ザンジバルとの一騎打ちとなったレースは駿の目隠しの騎乗で見事優勝した。
引退したシルフィードには種牡馬として新たなスタートを切ることに成り、シズカへの種付けをした。が、その後事故により不慮の死を遂げる。だがシルフィードがたったひとつ残した種はシルフィードJr.として誕生し、マキシマムの仔・マックスハートとダービーで争う。

感想:
とにかく泣ける。人工的に作られた動物である競走馬というのはそれだけで色々な悲劇的要素をはらんでいるので、泣き所は多々あるのは当然なのだが、それに加え谷村の皐月賞なども感動した。ストーリーは思い出しながら書いたので細かいところはさっぱりなのだが、それでもとにかく感動したマンガだったのは覚えている。続編として『蒼き神話マルス』というのがあるが、こっちはほとんど読んでいないので機会があったら一度読んでおきたい。

競馬マンガは他にも良作が多いのでまた別の機会にとりあげることにしよう。
『風のシルフィード』
作者:本島幸久
ストーリー:
小さな牧場の跡取り・森川駿は自分の牧場で生産したシルフィードをセリに出すが、生まれつき脚部に異常を持っているシルフィードを買うものはいなかった。シルフィードは母馬サザンウインドが命と引き換えに生んだ馬だけに、駿は悔しい思いをする。そして自らが騎手となってシルフィードとレースに出ようと決意する。
騎手になった駿はシルフィードを管理している美浦・菊地厩舎の所属となる。

一方、馬を見る天才・岡恭一郎がほれ込んだ馬・マキシマムは、鞍上に天才夕貴潤を乗せて順調にクラシックロードに向かっていく。
一戦ごとに成長する駿とシルフィード。ついに皐月賞の出走権を手に入れた。皐月賞では、クラシックレースに騎乗資格のない駿に代わり、谷村がシルフィードに乗ることに。皐月賞はシルフィードとマキシマムの壮絶な一騎打ちとなり、わずかにシルフィードが先着したのだが、谷村がゴール直前に落馬したため失格となった。
谷村の思いを告ぐ駿。そしてファンの後押しで、特例としてダービーに駿が乗ることが認められた。

ダービーもやはりマキシマムとの死闘になった。結果は写真判定にもつれこみ、ハナ差でシルフィードは敗れた。
三冠レースの最終戦、菊花賞では関西の資格シャオツァンロンも加わり三強の勝負となった。そして菊花賞は駿の奇策によりシルフィードが勝利する。
有馬記念。ここで初めてシルフィードは古馬との対戦をする。古馬最強といわれるヒヌマボークに挑むシルフィードとマキシマム。だがレースはヒヌマボークの圧倒的な強さを見せ付ける結果となった。そしてマキシマムは引退を余儀なくされる。
古馬になったシルフィードは天皇賞で再びヒヌマボークと戦い、接戦の末優勝、ついに日本の頂点に立つ。

そしてシルフィードは岡のバックアップでついに世界最高のレース・凱旋門賞に挑戦。欧州最強馬ザンジバルとの一騎打ちとなったレースは駿の目隠しの騎乗で見事優勝した。
引退したシルフィードには種牡馬として新たなスタートを切ることに成り、シズカへの種付けをした。が、その後事故により不慮の死を遂げる。だがシルフィードがたったひとつ残した種はシルフィードJr.として誕生し、マキシマムの仔・マックスハートとダービーで争う。

感想:
とにかく泣ける。人工的に作られた動物である競走馬というのはそれだけで色々な悲劇的要素をはらんでいるので、泣き所は多々あるのは当然なのだが、それに加え谷村の皐月賞なども感動した。ストーリーは思い出しながら書いたので細かいところはさっぱりなのだが、それでもとにかく感動したマンガだったのは覚えている。続編として『蒼き神話マルス』というのがあるが、こっちはほとんど読んでいないので機会があったら一度読んでおきたい。

競馬マンガは他にも良作が多いのでまた別の機会にとりあげることにしよう。