復活!やまがたの四季と暮らし

東北地方を転勤し現在は仙台勤務の週末山形県人。
前タイトル名「山形弁で青森暮らし」から継続のブログです。

今年も豪雪なのかグラフ化した

2013年01月23日 18時30分38秒 | 四季(冬)
(上の画像は内容とは関係ありません)



時間があったんで(けっして暇ではないですが)、今年も地域によっては雪が多い多いと

言われる所があれば、一方では例年と変わらないか少ないと言う所もあって、

どの位降っているのか過去5年間のデータと比べてグラフ化してみました。

エリアは米沢市に限定。(県内4地点すべてはデータの取り込みと集計が面倒なんで)

気象庁ホームページの気象統計情報から過去の気象データを過去5年分、12月~3月まで

の冬季間を取り込んで、今年度は1月22日現在の積雪量の集計をしてみた。



下の画像は2012年12月のデータ例
降水量、気温、風向・風速、日照、雪の各データが日毎に分かる。(時間毎にも表示できる)
山形市など気象台がある地域だと、これに追加して気圧と天気概況も表示されます。





この12月~3月までの降雪量を集計したデータを、過去5年分まとめてエクセルを使って
分かりやすいようにグラフ化してみました。

下は、米沢の過去5年間と今年度のの日毎の積雪量のグラフ。
積雪量(積雪深)は、その時の積もっている雪の深さ。
降雪があっても無くても、溶けたり締ったりして日々深さは変わってきます。
過去5年間では、やはり昨年の平成23年度が一番の豪雪の年。
平成20年度・21年度は暖冬の年で小雪、平成19年度は2月末~3月初めに大雪が
降りましたが、それでもこの年を含めてこの3年間は3月中には雪が溶けて積雪0と
なっています。
これに対し過去2年間、平成22年度・23年度と連続して豪雪の年。
3月になってもよく降り、3月中には溶けきらなくて4月の中頃まで残っている。
これらに対して赤線表示の今年度(平成24年度)はどうかと言うと、積もり始めが
早かったと言う事もあるが、1/19現在では過去5年間で最高、その後3日間は回復して
積雪量は落ち着いてきたが、例年これから最大積雪深を観測しますから、昨年並みの傾向で
今後も降るようだと、昨年の最大積雪量を超える勢いとなっている。
結果、現在までは米沢地区は豪雪の年。
グラフにすると傾向がよく分かります。
前半3年間は小雪、後半3年間は豪雪、今後は夏はしこたま暑っつくて冬はやんだくなるほど
雪が降り、4月になっても溶けない年を繰り返すようになるんでしょうか。
ま、雪灯篭まつりには雪不足に悩まなくていいんでしょうが。

(※凡例の年度がバラバラなのは入力順序がバラバラでした)
大きい画像はこちら




こんどは累加積雪量
米沢地区の過去5年間と今年の累加積雪量です。
累加積雪量は、単純に日毎降ってくる雪の量を単純に足して行って累加したもの。
1シーズンにどれだけの雪の量を降らせたのか見比べるに分かり易い。
傾向は降雪量と同じ。
昨年23年度は、過去5年間で一番少なかった20年度と比べて4mオーバーで多かった
ですから、ほぼ倍近く降った感じ。
今年度は、早めに多量に降ったので1/23現在で、23年度も上回る過去最高と
なっています。
ただ、早めに降った分を無かったものとしてスライドさせると、過去5年分の平均と
なりますから、極端に多いと言えるのか。
積雪の少ない山形地域は、こちらのパターンではないでしょうか?
とにかく米沢地域では、過去5年間で最大の累加積雪量となる傾向になっている。

大きい画像はこちら




なら、気温はどうでしょうか。
今年は12月から寒い寒いと聞こえてきます。
同様に過去5年間の日平均気温。
1日のうちには最低気温や最高気温を観測しますが、1日1時間毎24回測定される気温の
平均を、日平均気温として集計したグラフです。
平均ですから、一番冷えた日とかその時の温度とかはこのグラフでは直接出ませんが、
平均に連動しますから冷えた日はだいたい解ります。
なんだかよく解りませんが、過去5年間は同じような傾向となっている。
ただ、雪が多い年は下方に位置し、雪が少ない年は上方に位置したグラフになっている。
今年は、当然ばらつきはありますけど下方に来ている日が多い傾向ですから、
雪も多いけど、寒さの厳しい日の多い年と言えるようです。

大きい画像はこちら


ちなみに、米沢エリア以外の他の観測地点も気になりますから、
1月22日現在での今年と昨年の降雪量(降雪深)を比べてみました。
エリアは山形と酒田と県内一番の豪雪エリアの尾花沢。
参考として観測地点で最も積雪の多い肘折と大井沢です。


1月22日現在

 山形  平成23年度・43cm
      平成24年度・26cm (少ない)

 酒田  平成23年度・16cm
      平成24年度・14cm (同程度)

 尾花沢 平成23年度・137cm
      平成24年度・146cm(多い・重い)

(参考)
 肘折  平成23年度・236cm
      平成24年度・252cm(多い)

 大井沢 平成23年度・177cm
      平成24年度・195cm(多い)

 
降雪量は局地差が大きくて、たとえば山形の気象台がある地域では昨年より少なくても、
郊外では大きな差がある箇所もあると思います。
同様に県内全域となると、雲の流れや寒気の張り出しに毎年違いがある訳ですから、
少ないとか多いとか、昨年とあんまり変わらないとか、今年はばらつきが目立つような。
とにかく、今年も豪雪となっている尾花沢、米沢地域はお気の毒な年となっているのが
改めて確認できたんだけど・・・・・


こんなことは気象協会とかに任せておけば解ることですから、

やっぱり「暇」だったんでしょうか。


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