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「イスタンブルのS.B.空港の爆発は迫撃砲だった」と検察庁

2016年01月08日 | 国内
1月8日 イスタンブルのサビナ・ギョクチェン空港で12月23日に起こった爆発は、迫撃砲によるものだったことが、検察の捜査で明らかになりました。爆発で1人が死亡しました。

 Hurriyet

検察は、イスタンブルのアジア側のサビナ・ギョクチェン空港とオルハンルの間の森林地帯を調査中、迫撃砲を固定するために使われた二脚台を見つけました。12月23日午前2時15分、空港から2キロの森林地帯から、4基の迫撃砲が発射されたことがわかりました。

3発の砲弾が空港のエプロン(乗客が乗り降りする広場)の近くに落下し、破片が駐機していた飛行機と清掃員に当たりました。検察庁は、なにをターゲットにした攻撃か、また、テロリスト組織と関係があるのかを捜査中です。

爆発によって、2人の清掃員ジャナン・チェリキ・ブルグジュさんとゼフラ・ヤマチュさんが負傷しました。ヤマチュさんはマルマラ大学ペンディク訓練研究病院で傷のために亡くなりました。


人間運び屋は警察の動きに合わせてルートを変える

ヨーロッパに不法に移民を運ぶのを商売にしている“人間運び屋”たちが、エーゲ海の管理が厳しくなってきたためにルートを変えました。ヨーロッパへ不法に渡航する移民の96%がエーゲ海を渡っています。

 Hurriyet

人間運び屋は、何百人もの移民をゴムボートでギリシアの島に運ぶとき、トルコのエーゲ海岸の適当な入江やビーチを移民の集合場所にします。彼らは当局の手入れを逃れるのに最もよい時間と場所を知るために、沿岸警備他や警察、憲兵隊の動きを監視しています。沿岸警備隊が、ある場所で手入れをくり返すと、人間運び屋はルートを変えます。

2015年春、運び屋たちはイスタンブルとイズミルで仕事をしていましたが、夏にはバルクシェヒル県のリゾート地アイワルクにルートを変えました。アイワルクに集まる移民の目的地はレスボス島です。この辺りで当局のパトロールが増えてくると、運び屋は拠点をイズミル県のチェシュメとディキリに変えました。

チャンスを得るために、ぜがひでもヨーロッパに行きたいという移民たちから、人間運び屋は1000リラから15,000リラの料金を取ります。

トルコのエーゲ海岸はギリシアの島々にとても近く、レスボス島まではわずか5マイル、コス島までは3マイルしかありません。キオス島はリゾート地チェシュメから4.2マイル、サモス島は1キロです。シミ島へは3.8マイル、ロドス島でも10マイルです。


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