「中国のワクチンに重い副作用はない」専門家

２月１３日　トルコの対コロナ・ワクチン接種の範囲はさらに拡大しているが、中国のワクチンを接種して重い副作用の出た人はいないと、専門家は言っています。

　Hurriyet

現在までに、医療従事者と高齢者を主とする約３２０万人が接種を受けています。２月１２日には、６５歳以上の人と６０歳以上の配偶者が、ワクチン接種を受け始めました。ワクチンは２８日間おいて、２回接種されます。コロナから回復した人は、回復後、４～６か月は接種を受けられません。

「保健省の担当者たちがワクチンの副作用を監視しています。これまでに接種で重い副作用があったかどうかも審査しています」と保健省科学委員会のセマ・クルトゥファン・トゥラン教授はヒュリエト紙に語りました。「ワクチン接種後、コロナ・ウイルスと接触しても軽い症状の感染で終わります。ワクチンは免疫系反応を高めるようです」

「私たちはウチの大学で接種を受けた人の小グループを観察しています。接種の副作用は取るに足りない程度です。腕の痛みと頭痛くらいです」と科学委員会のプナル・オクヤイ教授は言いました。今週初め、ファフレッティン・コジャ保健相は、トルコは少なくとも人口の６０％がワクチン接種を受けることを目標にしていると発表しました。

感染症の有力な専門家メフメト・ジェイハン教授は、ワクチン接種を受けたがらない人たちに警告しています。「トルコは１億回分のワクチンを容易に確保できます。私たちは非常に有効な方法でワクチン接種を行うことができます。問題はワクチン接種を受けたがらない人がいることです」

海賊に誘拐されていた船員たちが救助された

ナイジェリア沖で海賊に襲われた貨物船モザート号の１５人の乗組員たちが、２月１２日、救助されたと、関係船会社２社が発表しました。

　Hurriyet

ボレアリス海運とボデン海運の２社が、の乗組員は全員、安全な場所にいて、家族と連絡もとれたと言い、できるだけ早く帰国すると付言しました。「苦しい３週間中、支援してくれたトルコ政府とナイジェリア政府、職員の方々、ボレアリス社の皆さん、問題解決に協力してくださったすべての方々に感謝します」と、船員たちの声明は言っています。

声明はまた、襲撃中に命を落とした船員１名に弔意を表明し、船に残って、船を安全な場所に運んだ３人の船員の勇気と技量を賞賛しました。解放された船員たちが家族の下に帰ったら、また新しい発表があるでしょう。

チャウシュオール外相は、乗組員は健康で、ナイジェリアの首都アブジャからトルコへ、トルコ航空機で帰国すると語りました。外相はトルコ国営ニュース局ＴＲＴで、あの海域を航行する船は安全対策の強化が必要だと話しました。「わが国はわが国の市民を救助できたが、トルコは今後、このような事件が起こらないように、他国にも必要な支援を提供します」

外交ソースによると、チャウシュオール外相は、乗組員の家族と電話で話したそうです。外相はまた、１５人の船員は安全な場所にいて、医療チェックも受けたと言いました。

ニュースに喜ぶ家族たち
救出された船員の１人ギョクハン・ブルハンさんの家族もニュースに大喜びしています。妻のナディレ・ブルハンさんはチャウシュオール外相とエルドアン大統領に感謝しました。「とても幸せです。神様に感謝します。助けてくださった皆さんに感謝します。嬉しくて、ことばもありません」

ブルハンさんの父は、息子と会える日を待ち焦がれていたと言いました。「すばらしいニュースです。神様が私の息子を早く連れ戻してくださいますように」

１月２３日、海賊の襲撃で、モザート号の１９人の船員たちが誘拐され、アゼルバイジャン国籍の１人が殺されました。船は現在、ロンドンとハンブルグがベースのボレアリス海運社が管理しています。

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