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黒海地方の諸県でウイルス感染が増加

2021年02月26日 | 国内
2月26日 トルコ政府は3月からコロナ規制を順次緩和していく計画ですが、黒海岸の5県ではウイルス感染数の増加が懸念されています。

 Hurriyet

オルドゥ、ギレスン、サムスン、トラブゾン、リゼの諸県は、全国81県の中でもウイルス感染拡大がめだっています。2月15日と2月21日、保健省が発表した週単位のデータでは、オルドゥがウイルス感染率トップで、10万人に対して感染者は228人、次がギレスンで218人です。トラブソンは10万人に対して感染者208人、サムスンは203人、リゼは200人でした。

リゼの隣のアルトゥヴィン県は、10万人に対して感染者は76人、サムスンの隣のシノップ県は10万人に対して84人の感染者でした。かつてトルコのコロナ感染拡大の震源地だったイスタンブルは、黒海地方より減少して10万人に対して68人になり、首都アンカラは38人になりました。

黒海地方の地元当局は、コロナ拡大を阻止するために、対策を強化しています。オルドゥは家庭訪問や都市間・村間の移動などの社会活動を禁じました。リゼでは、2人以上の人が、おしゃべりや喫煙のために、店や家の間に集まることが禁じられました。専門家たちは社会的交流や動きが、ウイルス感染増加の原因になっているかもしれないと推測しています。

「週末ロックダウンが始まる前は、村人たちは村落間を移動し、1軒の家に集まって時を過ごしていました」と、サムスン医療会議のフンタ・ネスリハン・フォリトゥンさんは言いました。トラブソン医療会議のキバル・ヤシャル・ギュヴェん会長によると、トラブソンの住民たちは、週末外出禁止令を無視して、週末は買物のために街に出かけているそうです。ギュヴェンさんも黒海地方では都市間の移動が多いことを指摘しています。


「2020年、結婚も離婚も減少した」統計局


2020年に結婚した人も、離婚した人も、前年に比して減少したと、2月25日、トルコ統計局(TUIK)が発表しました。

 Hurriyet

統計局は結婚と離婚に関する最近の統計を発表し、「2019年に結婚した人の数は、54万2314人だったが、2020年には48万7276人で、10.1%減少した」と言いました。統計局によると、離婚したカップルの数は、1年で13.8%減少しました。

パンデミックのため、2020年4月と5月は、結婚数が著しく減少しました。結婚の数は2020年4月、前年同月に比して68.7%まで減少しました。イスラムの聖月ラマザンとほぼ重なった2020年5月は、減少率は61.6%でした。「反対に7月の結婚数は、2019年に比して8.2%増え、8月は15.1%増えた」と統計局は言っています。

2020年、結婚率が最高だった県は、南東部のアドゥヤマン県で、1000人当たり7.14人でした。次がシャンルウルファで、1000人に対し7.13人、3位がキリス県で、1000人に7.00人。結婚率が最低だった県は、黒海地方のギュミュシハネ県で、1000人に対し4.14人、次がトゥンジェリ県で、1000人に4.18人、3位がアルトゥヴィン県で、1000人に対し4.58人でした。

トルコ人と結婚した外国人花嫁の数は18,909人で、トルコ女性と結婚した外国人花婿は3,828人でした。外国人花婿を国別に分けると、ドイツ人花婿が全体の27.6%。次がシリア人花婿で、19.2%、3位がオーストリア人花婿で、5.6%でした。

外国人花嫁を国別に分けると、シリア人花嫁がトップで、全外国人花嫁の14.8%、次がアゼルバイジャン人花嫁で、10.5%、3位がドイツ人花嫁で、9.4%。

2020年、最も離婚率が高かった県はアンタリヤで、1000人に対して2.47人、次がイズミルで、1000人に対して2.45人、3位がムーラ県で、1000人に対し2.46人。最も離婚率が低かったのは南東部のハッカリ県で、1000人に対し0.24人、次が東部ムシュ県で、1000人に対し0.25人、3位がシュルナク県で1000人に対し0.29人でした。


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