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ヨーロッパから来る粉塵雲に専門家が警告

2021年02月27日 | 国際
2月27日 ヨーロッパからやってくる粉塵雲が、来週にはトルコの空を覆うだろうと、気象学者が言っています。

 Hurriyet

イスタンブルの気象学者ヒュセイン・トロス氏が、ヨーロッパを襲った砂漠の砂塵嵐が、活発になって、いまトルコに向かっていると、アナドル通信に語りました。「低気圧によって北アフリカで発生した砂漠の砂塵が、現在、高気圧によって大陸を超え、ヨーロッパに移行してきました。これはよくある正常な自然現象です」

トルコも高気圧の影響下にあるから、砂漠の砂塵嵐は、濃度が薄くなるが、わが国にヒットするだろうと、トロス氏は言いました。「砂漠の砂塵嵐は、強力な北風に乗って、トルコ南部に下りてきますが、来週の初めまでに、北から影響力を失ってくるだろうと推測されます」

砂塵嵐は健康上の深刻な問題を起こすかもしれないと、トロス氏は警告し、大気中の砂塵の濃度が増すと、呼吸器に問題のある人は影響を受けるかもしれないと言っています。「濃い砂塵を浴びると、私たちの免疫システムに悪影響があるかもしれません。健康に問題のある人は注意したほうがよいでしょう」

昨年も巨大な砂塵雲が首都アンカラのポラトル地区にヒットし、人びとの視覚に影響が出て、日常生活が混乱しました。


トルコはワクチン接種の第2段階に入る

トルコは1月14日から,対コロナ集団ワクチン接種プログラムを始めていますが、いま第2段階に入っています。

 Hurriyet

ワクチン接種の第1段階では、医療従事者、65歳以上の高齢者、身障者、密集地域に住んでいる成人、介護ホームに住んでいる人に、中国製ワクチン「シノヴァク」が接種されました。現在までに、ほぼ800万回の接種が行われ、約660万人がワクチンの第1回接種を受け、140万人が1回目と2回目の接種を受けました。

ワクチン・カレンダーによると、第2段階の接種は、50歳~64歳の人々に行われます。また、エッセンシャル・ワーカーと、持病のある人も接種を受けます。第2段階には、国防省、内務省、法務省の職員と、刑務所、警察の職員、民間の治安職員、大学教職員、運送と食品分野で働く個人も含まれます。教師は、3月1日に対面授業が始まる前の今週から接種が始まっています。

第3段階では、持病のある50歳以下の人々、若い成人、第1、第2段階に含まれなかった分野の仕事で働く人々が接種を受けます。最後の第4段階では、第1~第3段階以外のすべての個人がワクチン接種を受けます。


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