トルコのトピックス

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“宝探し屋”に荒らされた黒海岸の正教会

2021年02月16日 | 国内
2月17日 黒海岸の3つの正教会のひとつと思われる14世紀のフトゥラ聖修道院教会が“宝探し屋”の略奪被害を受けていると、郷土史家が言っています。

 Hurriyet

「宝探し屋たちは教会の内部を掘り、壁を破壊した」と、郷土史家のアドナン・ギュンギョル・ウチュンジュオールさんがデミルオレン・ニュースに語りました。黒海地方ギュミュシュハネ県にあるこの教会は、大半は廃墟と化しています。

かつては教会の後ろに、7000冊の本を擁した図書館があったが、それも彼らに破壊されたと、ウチュンジュオールさんは言いました。宝探し屋がくり返す略奪被害からこの教会を守る方法は、修復して観光用にオープンするしかないと彼は言っています。
「そのためには、教会の修復が必要だし、ツーリストが来るための道も要ります」

地元民も彼の意見に賛成で、できるだけ早く、この遺跡の修復を始めるよう当局に働きかけています。「教会は村の中心から遠いので、略奪を防ぐために、憲兵が見張っています。教会は観光用にするべきでしょう」と、アレムダル村のユジェル・ベルケル村長も言っています。

教会は現在、廃墟となっているので、村人たちはかつての姿を見たことがありません。村人たちはインターネットで教会のもとの姿を探し、教会が観光ポイントになれば、教会も救われると思っています。

14世紀前半、ギリシャのポントスのアレクシオス・コムネンソス公によって建てられたこの教会は、オスマン・スルタン・アブドゥルハミド2世が、高額の経費をかけて、2度、修復をしています。


当局は制限つきレストランのオープンを考慮中


トルコ当局はレストランやカフェのオープンに関して、客を30%に減らし、滞店時間を45分にするなど、新しいルールを考えています。12月初旬以来、コロナ感染は減少していますが、まだまだ警戒は必要です。

 Hurriyet


ヒュリエット紙によると、全国で新しいコロナ・ウイルス が急増しているため、この2,3週間の経過を査定したうえで、一連の決定がなされるでしょう。政府と保健省が行った会議によれば、感染数の減少傾向がつづけば、以前に計画されたコロナ対策は、3月には緩和されるでしょう。

会議では、感染リスクを減少させるために、カフェやレストランの屋内席に客がすわっている時間を45分とし、客席使用を30%とする案が提議されました。この提案では、カフェやレストランの屋外席は50%になります。

レストラン、カフェ、ショッピングモールの営業時間は、コロナ感染を抑制するために2020年11月に 科された対策の一環として、制限されています。レストランとカフェは、1日の感染数が3万人で停滞していた12月以来、テークアウトとデリバリーのみの営業になっています。

教育施設に関する規制も次第に緩和されるだろうと報道されています。中等教育施設は、計画通り3月には始まり、大学にも新たなルールが導入されるでしょう。


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保健省がレストラン再開のための選択肢を考慮中

2021年02月16日 | 国内
2月16日 保健省はレストランやカフェのオーナーたちの悲鳴に耳を貸し、再オープンを可能にする解決法を検討しています。2020年11月、コロナウイルス拡大を阻止するために政府が科した多くの規制のひとつとして、レストランとカフェは閉鎖されました。

 Hurriyet

レストランとカフェはテークアウトとデリバリーだけが許可されていますが、これではとてもやってゆけないと、オーナーたちは言っています。オーナーたちは、規制を緩和し、一定のルールの下に店の再開を許可するよう、政府に要請してきました。オーナーたちの嘆願に応えて、保健省は、レストランとカフェが再開する条件の選択肢を考慮中です。

たとえば、考慮中のシナリオのひとつは、コロナ感染と拡大数が減少している県や地区には、レストランやカフェの再開を許可するという案です。これはウイルス対策を守っている住民への“ご褒美”にもなるでしょう。規制緩和に関しては、地方の保健委員会が最終決定権を持ちます。

当局はまた、対面授業の再開を求める大学の要請に関しても、検討中です。当局は変異ウイルスのリスクを考え、これら要請に青信号を出したくないのが本音です。決定を発表するまでには、当局はこれら提案をさらに検討するでしょう。


北イラクのトルコ人殺害に関してエ大統領が米国を告発

2月15日、エルドアン大統領は、北イラクで不法集団PKKが13人のトルコ人を殺害したことに関して、“テロリスト”の味方をするアメリカを告発しました。

urriyet

「アメリカはテロリストの味方はしていないと言っているが、PKK の味方をしている。アメリカはYPGの味方をしているではないか。アメリカはYPGの背後にいる者の味方をしている。残念ながら、われわれには初めからそれが見えている」と、エルドアン大統領は、リゼ県でAKP党員たちへの演説で語りました。

「PKK テロリストを守り、支援し、共鳴する人々の手は、北イラクで犠牲になった無辜の人々の血に濡れている。あの攻撃はPKKの最初の市民殺戮ではない」と、エルドアン大統領は言いました。

エルドアン大統領は、PKKを“正しく認識してもらうために”ジョー・バイデン大統領に電話しました。バイデン大統領はフェトゥラー・ギュレンについてももっとよく知るべきだと、エルドアン大統領は言いました。ギュレンは2016年、トルコで起こったクーデターの背後にいた人物です。

トルコ軍の対テロ作戦中に、トルコ兵士と警官を含む13人のトルコ市民の遺体が発見されました。「北イラクで、13人のトルコ市民がPKKに処刑されたいま、トルコ軍の越境作戦を批判したり反対することは、だれにもできない」と、エルドアン大統領は言いました。


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