トルコのトピックス

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激しい嵐がイスタンブルを直撃、何十戸に被害

2021年02月09日 | 国内
2月9日 激しい嵐がトルコ最大の都市イスタンブルを襲い、何十戸の建物が屋根を吹き飛ばされたり、木が街路に横倒しになるなど、被害が出ました。

 Hurriyet

小雨の後、激しい嵐がイスタンブルのスルタンガジ、バクルキョイ、バージュラル、ベイオール、キャウトハネ、バイラムパシャ、エセンレールなど、ヨーロッパ側の地区を襲いました。嵐はガジオスマンパシャ地区の住宅街を吹き抜け、屋根を吹き飛ばしました。強風は2,3時間つづき、この地区のアパートの建物も被害を受けましたが、負傷者は1人も出ていません。

フロリヤ駅の外では、1本の木が倒れましたが、駅の運営には影響はありませんでした。木は駅員たちが除去しました。アタキョイ地区では、木が駐車している車の上に倒れましたが、大きな被害にはなりませんでした。

強風のため、何便かのフェリーが運休になりました。イスタンブル・シーバス社(IDO)は、イスタンブル=ブルサ間を含む何便かを運休にしました。イスタンブル市が運営している市線も、強風で何便かが運休になりました。


「米土関係はYPG問題の解決なしには、どうにもならない」国防相

アメリカがシリアのYPGとの協力を止めなければ、トルコとアメリカの関係の改善はむつかしいと、フルシ・アカル国防相を言い、PKKとYPGは異なる組織だというアメリカの主張は、現実を見ていないと付言しました。

 Hurriyet

「アメリカとわが国の最も微妙な問題は、PKKのシリア支部であるYPGをアメリカが支援していることにある」と、アカル国防相は、2月9日のヒュリエト紙のインタビューで語りました。トルコはYPGをテロリスト組織と認定し、彼らはシリア領内にいるPKKの一味だと主張しています。PKKはトルコ、アメリカ、EUがテロ組織と認定しています。

アメリカ政府は、SDFと自称するYPGを、ISILと戦うパートナーとして協力しています。アメリカのYPGへの支援は、北西シリアに自治領を持とうとしているYPGに助力することになると、トルコは懸念しています。

「われわれはアメリカがYPGに関して現実を見ることを期待している。この問題に解決を見出せなければ、わが国とアメリカの関係はどうにもならない。ひとつ確かなことは、YPGはPKKから指示を受けていることだ」と、アカル国防相は言いました。

YPGとPKKは関係ないというアメリカの主張は根拠がないと、アカル国防相は言い、「アメリカの情報機関がPKKとYPGの結びつきについて知らないとは、とても考えられない」と付言しました。


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「連邦政府はもはや現実的ではない」北キプロス大統領

2021年02月09日 | 国際
2月8日 連邦制度をベースにしたキプロス論争の解決は、もはや現実的ではないと、トルコ・キプロスのエルシン・タタル大統領は言い、問題は2つの国家として解決すべきだと、くり返し語りました。

 Hurriyet

「キプロスには2つの別個の国家がある。連邦は現実的ではない。合意されなければ、北キプロス・トルコ共和国はわが道を行くのみである」と、2月7日、ヒュリエット紙が報じました。

3月には、保障国も参加して、キプロスに関する非公式の国連会議が計画されていますが、それに先だって、タタル大統領はメディアとオンラインの会談を行いました。3月の会議は、“2国家解決”のアイディアを論じ合う重要な機会になるだろうと、タタル大統領は言いました。

「キプロスには2つの国家があります。連邦は現実的ではありません。連邦は長続きしないでしょう。平和を望むなら、解決はウイン・ウインで行くべきです」と大統領は語りました。彼はまた、この提案を英国のドミニク・ラアブ外相にも伝えました。ラアブ外相は最近、北キプロスを訪れています。

タタル大統領は、連邦という提案は“わな”だと言っています。ギリシャ側は連邦という解決によって、トルコ軍が島を去り、島の支配権を握ることを目的としていると、大統領は力説しました。「何者もトルコをこの島からさらせることはできません」


医療従事者への2度目のワクチン接種が始まる


国内の研究所が、来週、1月下旬に中国シノヴァク社から受け取ったワクチンの分析を終えるので、医療従事者への2度目のワクチン接種がまもなく始まるでしょう。

 Hurriyet

トルコは1月14日、最前線の医療のプロへのワクチン接種を始めました。現在までに、主として医療従事者と高齢者260万人以上が、最初の接種を受けました。

トルコは1日平均約10万人の人々にワクチン接種をしてきました。2020年12月30日に中国から届いた300万回分のワクチンを、14日かけて分析した後、接種プログラムが実施されました。

トルコは、1月23日に350万回分、1月25日に650万回分、総計1000万回分のワクチンを、先月、受け取っています。当局はワクチンが届くとただちにテストを開始しています。国内の研究所が、来週にはテストを終え、ワクチン接種の準備ができます。

当局は、南アフリカやブラジルやイギリスの変異ウイルスが、わが国の20県以上で見つかったと発表しましたが、同時に医療従事者への2度目のワクチン接種が始まろうとしています。トルコの1日のコロナ感染者数は、1月初旬以来、8000人前後で停滞しています。


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