「何か1つ」を見つける毎日(⌒‐⌒)

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サッチ ①

2016-02-01 20:14:26 | 今も心に、、
以前から度々書いているが、小さい頃から勉強が大嫌いでした。嫌いというか、したくないというか、、(-_-;)。今までウン十年と生きてきて、ガリガリと勉強した記憶があるのは、高三と大4の時だけだ。高校受験の時などは、多分ほとんどナニモシテナイ💨。恐るべし。でも、この年になり遅ればせながら思っています、、今なら勉強してもいいぞ、、、😂。
で、当然成績もかなりの低空飛行✈、ただ、それでも辛うじて中学の頃はまだそれほどまでに悲惨ではなかったのだ。しかし、高校となるとそうはいかない。しないとマジでビリに近い成績になる。いやー、困りますな。更に悪いことに、自分の通う高校に、父親が現国の教師として勤務していたから、これは、もう、自分だけの問題ではありません。余りな成績を取ると父にも迷惑がかかると言う由々しき事態に、、。にもかかわらず、、やはり勉強はしたくなかった。理屈抜きです、こうなると。嫌いなんじゃなくて、したくない、したくないから嫌い、、。こんなんだから、何となく、ほとんどの先生方のこと、苦手でした。(だって先生って、成績悪い生徒には冷たいことが多いんですもん、、。ま、それも当然ちゃ当然か、、😅)。でも、、そんななか、中学、高校時代に好きだった先生が、なんと、三人もおります。この三人の先生がたは、どのかたもみな、成績不良のワタシを見捨てることなく、早い話、ワタシのなかのチョコっとしかない長所を、誉めてくれた先生ばかり、、。今頃思います、この大好きな先生三人を悲しませないために、もっと、勉強すべきであった、、と、、。ごめんなさい、本当に、、。
その、三人の中でも、特に今でも時々思い出すほど大好きだった先生は、高校2年の時の数学の教師。確か、都立大出身の非常に優秀な頭脳をお持ちの先生でした。にも拘らず、雰囲気はいつもマイルド。教え方も、穏やかで、それでいてポイントはしっかり、、の、本当に、教師という職が天職のようなかたでした。高2になり、この先生が初めてうちのクラスに授業をしにきた時、、先生は、まず、ご自分の左手を高々と挙げ、腕時計を私たちに見せました。「これ、、奥さんからもらったから、宝物、、。」みたいなことを話したのではなかったかしら。私らがまだ十六、七才の時、多分だが、その先生は四十代後半、もしくは五十代前半、、であったはず。しかし、すでに当時、奥様はご病気で亡くなられておりました。「知り合ったのも、二人して病院にいた時、、。」と教えてくれたような気がします。先生の穏やかな口調、どこかしらいつも寂しげな表情、生徒を見つめる眼差し、は、他の先生方と明らかに異なってるなあとワタシはいつも感じてました。、、なのに、、なのに、ワタシは数学を本気で勉強しなかった。(先生、本当にごめんなさい、、。)
さて、そんなわけで、先生のことは大好きなんだが、勉強はしないというワタシでしたが、先生は、授業をきちんと聞かずに窓の外を眺めたり、ボーッとしてるワタシを、ある日いきなりサッチと呼び始めた。「こら、サッチ」「サッチ、ちゃんと授業を聞いてろよ」「サッチ眠いなら五分だけ寝てもいいぞ、そのかわり、起きたらちゃんと授業を聞けな」その先生は、ワタシにだけでなく、他の全ての生徒にもそんな感じだった。温かく、温かく、分け隔てなく皆を包んでくれていたのだ。続く、、。


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